テープデッキなんていうと何だろうと思う人もいるかもしれない。
なんせ今はテープレスの時代ですからねぇ。
しかもカセットじゃぁなくて、リールのやつ・・・オープンリール・デッキのことです。
tadakichとオープンリール・デッキとの付き合いは写真と全く同じ位長い。37年ぐらいになりますねえ。
もちろん、当時は真空管式のテープ・レコーダー。
厳密にいえばデッキではなくて、テープレコーダーだったということですが。
だいぶ前には、それこそオーディオマニアだったので随分とオープンリールデッキにはお世話になりました。
レコードは高いので、音楽ソースはFM放送のエアーチェックしか無かったですからね・・・。
録りためたテープは結構あるんだけど、
前に使っていたティアックの大きいデッキ(2トラ38センチ)を売っちゃったもので、聞くことはできませんでした。
写真のテープデッキは、テープの再生用に中古で5~6年程前に買ったものです。
でも、ほとんど使っていなかった。全く聞く暇がなかったんです。皮肉ですねぇ・・・。
それで、暫くぶりに復活。 ただ、アンプのボリゥムがバカになっててどうしようもない。
それで、前回秋葉原に行ったという訳けです。 このデッキはとにかく重い。25インチテレビほどの重さが
あります。 中を見てみると、モーターが三つ、巨大なトランスが鎮座しています。
コンデンサーも大きくまさに重装備。ボディもアルミ大キャストの枠組みで堅牢そのもの。
これでも、当時とすれば最低ランクの商品だったんです・・・、
驚きます。さすがに真空管は使ってないですよ。トランジスターとダイオードの質実剛健のアンプです。
でも、時代の流れなんでしょうね・・・、今風な音はいたしません。
なんと言うか、真空管アンプの音に近いような感じがします。
いちいちテープをリールに掛けなければならないし、CDなどのようにランダムに再生もできません。
しかし、ゆっくりと回るリールとVUメーターの灯りをみていると、なぜか心が落ち着いてきます。
そう、それに録音されているのは今となっては全てオールディズ、懐かしの曲ばかり・・・。
青春の日々が胸をよぎっていくのです。