2012年スピーカーシステムを構築してから6年間使用しましたが、試聴したB&W805の音が
とても気に入り、何度も購入を考えました。
決定に至らなかったのは価格と、そろそろモデルチェンジと言う予感があったからです。
2018年引っ越し前に、スピーカーシステムの再構築を決めました。
価格的には、ペアで40万円程度を考えました。 オンキョーからは久々のブックシェル
フ本格スピーカーシステムが出て、オンキョーD-77NEはその頃に何度も聞きました。
オンキョーと比較したのは、ソニーのSS-NA2ESPE この上の機種は高すぎて選択外でし
た。
個人的には、イクリプスのようなスピーカーシステムが好きだったのですが試聴して価格
を考えるとパスせざるを得ませんでした。
あちこち聞きまわりましたが、良いものは高すぎて問題外。 数十種類を試聴・・・、
結構大変な日々でした。
結局は決定に及ばず、引っ越し時には以前のシステムをそのまま移行しました。
スピーカーは大きいので、簡単には変えられません。 それで、慎重になるのです。
2017年再構築にあたり、検討したスピーカーシステム。
オンキョー D-77NE ソニー SS-NA2ESPE イクリプス TD712zMK2
オンキョー D-77NE 2014年12月発売 175,000円 (1本)
季刊 ステレオサウンド誌、2015年夏号掲載の紹介記事。
ウーファー。高品質のネットワーク。スコーカー。 ツイター。
※ 資料は「オーディオの足跡」様より引用
ソニー SS-NA2ESPE 2013年 238,000円 (1本)
イクリプス TD712zMK2 2004年 400,000円 (1本)
色々検討して、結局はB&Wに戻って来ました。 この間はおよそ4年。 B&W製品は、フルモデルチェンジをしてしまいました。
B&W 805D 2011年 308,000円 税込 (1本)
B&W 805D3/B 2015年 506,000円 税込 (1本)
B&W 805Dは非常に優秀なスピーカーシステムです。 低音も十分出でますし、高音も伸びていて爽やかです。 この下のグループになりますと、
やや音は固めに、どちらかと言えば一般的な音になります。 B&W 805Dと聞き比べてはいけないレベルです。
B&W CM10S2 2014年 324,000円 税込 (1本)
B&W 702S2 2015年 330,000円 税込 (1本)
B&Wの8003D、804Dは次元の違う音がしていたと思います。 派手さはありませんが、実に音楽を良く鳴らします。 ただ価格が・・・。
B&W 804D 2011年 605,000円 税込 (1本)
B&W 803D 2011年 734,400円 税込 (1本)
B&W 804D3 2015年 760,000円 税別 (1本)
B&W 803D3 2015年 1,450,000円 税別 (1本)
B&W 800D 2011年 1,785,000円 税別 (1本)
B&W 800D3 2015年 2,125,000円 税別 (1本)
B&W800Dはモニタースピーカーなので、多くの試聴室ではレファレンススピーカーとして
使用されました。
モニタースピーカーは、なにも引かず何も足さないのが使命です。 ですから音楽的にど
うのこうのと言うスピーカーではありません。
良くこのB&W800Dをけちょんけちょんにけなす輩を目にしますが、実にオーディオの知ら
ない若輩者と思います。
あらゆることに、驚くほどに嫌になる程に反応します。 つまり、非常に気難しい難物な
のです。 これは否定しません。 だからこそ、スタジオで使われます。
国産だとアキュフェーズあたりのアンプが、相性が良い。 海外物だと、クラッセが良い
かな。 とにかく、アンプで豹変しますね。
アメリカ的なJ・B・Lとは全く意を異にします。 ですから、JBLの4345や4355信者には
遍く不評を買います。
JBLスピーカーシステムも試聴はしました。 まあ欲しいけど、ジャンルを選ぶスピーカ
ーシステムには違いがなく、やはり高価に尽きます。
良いなあと思ったのはDD6700。 JBLらしからぬ音で、聞き疲れしない。
でも、所詮ホーンであることに変わりはありません。
日本のウサギ小屋には無理で、50畳とかそういう部屋のレベルです。
JBL スタジオモニター 4367 720,000円 (1本)
JBL P.エベレスト DD6700 2012年 3,000,000円 (1本)
JBL K2S9900 2009年 2,100,000円
ホーン型システムにこだわるメーカーだから、好みは分かれますね。
ホーンは指向性がきつく、鳴きもあります。
ホーンの高能率は、家庭用のためにあるのではありません。
とにかく、大陸的で言わばジャズ的。
これを良いという人は、限られるだろうなあ。 高いし・・・。
このようなメーカーが、往年の名器LE8Tなんかを作るので流石です。
DD6700などは、テクニクスのSB-1000(1977年)を思い出してしまいます。
ホーンシステムは広い部屋用なので、それを勘違いして使う人も多いです。
突き詰めれば、点音源なわけで・・・。
馬鹿でかいスピーカーシステムを構築している人の音は、
それなりにまとまらない筈ですよ、筆者はそれで苦労しました。