チャンネルデバイダーとは、帯域(チャンネル)を分割する機器です。
電気的に分割しますが、LCネットワークと基本は同じです。
入力→プリアンプ→チャンネルデバイダー →パワーアンプ→スピーカーユニットと接続します。
2ウエイならパワーアンプは2個3ウエイなら3個のパワーアンプに接続します。
チャンネルデバイダーを継ぎ足すことで4ウエイから7ウエイまで対応するモデルもあります。
LCネットワークと違い、部品はあくまでも汎用品レベルでLCネットワークのように高性能なコンデンサや抵抗コイルなどを選択することは出来ません。
機器なので内部部品は経年劣化が避けられません。一般人に保守点検整備は不可能です。
マルチチャンネルシステムは理想とされますが、部品がボトルネックになっていることはあまり論じられないようです。技術者とオーデイオファイルの考え方の乖離は常に存在します。
3万円のアンプと100万円のアンプの違いは言うけれども、構成する部品の単価をあれこれ言う人はいません。チャンネルデバイダーに使われている汎用部品は単価が非常に低いことを知るべきでしょう。
サンスイは初期にBA-60やBA-90を販売していましたから、それらでマルチチャンネルを組むようにチャンネルデバイダーが作られたと思います。
SANSUI CD-10 1975年 109,000円 現在の貨幣価値で500,000円
膨大な部品の数と緻密なレイアウト。ユニット基盤は6枚。
※画像はネッより引用しました。
SANSUI CD-5A 1971年 22,900円
SANSUI BA-1000 ステレオパワーアンプ 1975年 89,800円
チャンネルデバイダーと対を為すパワーアンプ。マルチチャンネルにも。
SANSUI BA-5000 ステレオパワーアンプ 1975年 390,000円
現在の貨幣価値で1,800,000円
サンスイは基本スピーカーメーカーではなく、マルチチャンネルは他社製のスピーカーシステムを駆動することになったと思われます。アンプメーカーとしては全然有りでしょう。
パイオニアは押しも押されもしないスピーカーメーカーですから、チャンネルデバイダーはやはり必然的なものだったのでしょう。
Pioneer D-23 1980年 100,000円 現在の貨幣価値で460,000円
※画像はオーディオの足跡様より引用しました。
この時代になると内部は随分スッキリとします。
※画像はネッより引用しました。
Pioneer SF-70 1969年 33,000円
ロータリースイッチにツタのように絡みつく部品類。これが当時の常識でした。
※画像はネッより引用しました。
Pioneer SF-50 1971年 10,900円
プリアンプ パワーアンプ チャンネルデバイダーでおよそ10万円から13万円
現在の貨幣価値で50万円~60万円でマルチチャンネルシステムが構築。
Pioneer CS-770 1973年 52000円 30センチ4ウエイ 32kg
現在の貨幣価値で240,000円 (1台)
マルチチャンネルアンプ入力端子。
※画像はオーディオの足跡様より引用しました。