ツキノワグマはドングリや植物性の物を好んで食す。
これはもう、概念から外したほうが賢明です。
雑食性であることを認識しなくてはいけません。
ヒグマのオソ18は、牛を66頭襲っています。
仕留めてから引きずり、何時間もかけて貪り食うのだそう。
今回鑑定されたヒグマの胃から、大学生の遺体の一部が発見されました。
襲うだけではなく、食らうのです。
これはヒグマだけではなく、ツキノワグマも同様です。
2016年、秋田県では4人がクマに襲われ死亡、4人が重軽傷。
死亡者全員の遺体の一部が食われています。
人を食べていたのは5頭です。 スーパーKとネーミングされ、恐れられました。
2年後の調査で、3頭が生き残ったとされています。
その子グマや末裔が、未だいると考えられています。
地元では、クマは危険極まりない猛獣と言う認識が普通にあります。
クマとの共存は有り得ないのが県民意識です。
クマちゃんなんて、とんでもないことです。
幼児向け雑誌やイラストレーターの方々も。
クマを擬人化し愛玩動物に仕立てるのは止めていただきたい。
その獰猛さや被害の激しさを知れば、少しは考えが変わるかも知れません。
いや、そうあってほしい。
子供のためにも、クマを愛玩動物化することは非常に危険だと知って欲しい。
今回の大凶作により、生態系は変わったと考えられます。
臆病で慎重、警戒心が強い、人間を避ける恐れると言う
従来の概念は根底から崩れたといっても過言ではないでしょう。
この概念は、払拭しなければいけません。
クマ鈴やラジオ、は効果がないと知るべきでしょう。
クマスプレーは命中させるのが困難です。
相手は100メートルを9秒で走ってきます。
2~30メートルなら2秒かそこらです。 絶対に間に合いません。
顔や頭を守るのは当然ですが、
防護用具(ヘルメットなど)がなければ腕ごとやられます。
クマの爪は、固い木でもザックリ刺して上ります。
引っかかれたら必ず傷を負います。
このように攻撃的になったのは、餌になる物が人間界には豊富にあると悟ったからです。
どの様なことをしても、餌になるものは徹底して奪おうとするのがクマの習性です。
麓や街に出て人間に遭遇しても、人間は何もしないと学習してしまったのです。
完全になめられてしまいました。
住宅地での発砲禁止やら、ハンターの不足が輪をかけています。
サケを食べていたヒグマが、他の動物を捕食するようになりかけています。
ツキノワグマによる、ニワトリの食害も始まっています。
正に雑食性なのです。
ドングリがなければ柿や栗を、それらがなければ他の物がやられます。
冬眠しなくても生きられる、そのように学習されるのが一番の懸念でしょう。
ほとんどの人間は武器を持たない。
簡単に襲える。
そのように、クマたちは学習し始めています。
食べものは人間が持っている、見つかったら襲えばよい。
そのように学習しているかも知れません。
アメリカの銃社会は、自分の身は自分で守るというフロンティア精神から生まれました。
今や、クマ出没県や人身被害の県はそう言うことを学ばなけれいけないと考えます
クマ用の銃を開発し、地域に装備するなどの事も必要でしょう。
いつでも、どこでも、だれでもがクマに遭遇するのですから
言うだけでは何にもなりません。
クマは我々が電気柵やわなで脅し痛めつけ、
恐怖に陥れ人間界に近づかないようにする必要があるのです。
そのように学習させなければ、我々が襲われます。
とどのつまりは食われます。
動物愛護団体がうるさいので、全頭駆除・絶滅とはいかないでしょうから
百歩譲って、そのような追い出し作戦を考える必要があります。
そのためには、国の全面的な支援が必要となるでしょう。
繰り返し申し上げます。
クマを愛玩動物として愛でてはいけません。
子供にも危険猛獣と言う、正しい知識を与えましょう。