足跡は17センチ、推定300キロの雄とのこと。
昨年のオソ18の駆除も、同様の牛の食害が発生してしまいました。
由々しき問題です。
クマが竹や木の実を食べるというのは今までの常識であって、
その常識はアップデートされなければいけません。
クマは動きが素早い小動物は狙わず、動きが緩慢でかつ食用に足りる個体を
選別しだしたのです。
これはヒグマのみならず、本州のツキノワグマも同様です。
過去にもクマによる人の食害が起こっています。
偶発的な事件とされてきましたが、楽に餌を得る方法として学習した可能性は
否定できません。
特定な個体から、全ての個体に伝搬する可能性も否定できません。
鈴やラジオは何の役にも立ちません。 実際の話だと、
爆竹をいくら鳴らしても全く効果ないそうです。
人間がクマを襲う怖い存在だと認知させるしか、クマを追いやる方法はありません。
穿った鳥獣保護管理法は見直しをしないと、人類存続すら脅かします。
クマは愛玩動物ではなく人類の敵です。
アップデートが必要でしょう。
奴らが人間を餌と認識して攻めてくる日は、そう遠くはありません。
学校や幼稚園など、クマにとっては牛舎のように思えるかも知れません。
奴らの知能は2歳かそこらなのです。
秋田県では先日の警察官襲撃事件を踏まえて、
学校にクマ撃退スプレーの配布を決定しました。
クマ撃退スプレーの使用法は難しく、時速40キロで突進してくるクマに数秒で
適切に対処できるかは難しいでしょう。
しかし他に防御の方法がないので、致し方ありません。
先に述べていますが、警察官はクマを撃てません。
猟友会も許可なり要請があって初めて動けます。
事前に行動は出来ません。 何かあってからの対処です。
クマが学校などに出没しても、現状の法律では市街地・住宅地では発砲が出来ません。
この事実が、クマをのさばらせる要因になっています。
木を切ったりゴミを片づけたりの対処療法では、
クマにその本意が伝わる分けもありません。
木を切りゴミを隠すほどに、奴らは奥へ奥へと侵入します。
餌が見当たらなければ探し回ります。
水際で防ぐどころか、かえって呼び込んでしまうのです。
この事実誤認もアップデートが必要でしょう。
学校では凶悪事件発生後、さすまた等の配備が進んでいるようです。
人間ならまだ対処が可能です。
クマが侵入してきたら大ごとになります。
よしんば駆除しても、「クマ殺すならお前も死んでしまえ」と非難される
可能性すらあるのです。
クマちゃんと、擁護する人たちもアップデートが必要でしょう。
クマが草食だなんて認識は廃棄する時期が来ています。
事実、人が食害されています。
クマが襲ったのでなくても、そこに死体があれば食害されてしまうのです。
クマに襲われたのかは不明ですが、今回の鹿角市の例もそれにあたるでしょう。
北海道の酪農地区も、OSO18のみに捉われてしまった事は否めません。
奴らには家族も仲間もいるのです。
1頭の駆除で全てが終わることは無かったと、認識をしなければいけません。
自治体なり環境省は、積極的にクマ駆除や家畜保護策を進めないと
事件はなくなりません。
奴らは生きるために必死なのです。
食うか食われるか、と奴らは認識しています。
目には目を、奴らが被害を与えるならば駆除してクマ鍋にするしか方法はありません。
北海道と本州が決定的に違うのは、面積です。 クマの生息する地域は非常に狭いです。
職住近接ならず、猛獣隣接なのです。
大館市は盆地であり、ぐるりと山が取り囲んでいます。
その山々は決して高くありません。 200メートルや300メートルの山が囲んでいます。
その山からは市街地が丸見えになります。
クマが市街地を餌場と認識するのは難しくありません。
昨年は大館市が、秋田県で最多のクマ出没となりました。
隣りあわせの3市で1299件です。 (大館市514件、鹿角市344件、北秋田市441件)
この3市で、秋田県の出没数のおよそ4割になります。
残念ながら対策はゼロに等しいのが現実です。
空き家対策同様、費用をかけるだけの原資が不足している
と言っても過言ではありません。 面積に比し人口が少ないのです。
地域によっては、クマの生息数の方が居住者を上回ります。
クマは安心して山を下りてこられるのです。
これは北海道の酪農地区も同様でしょう。
クマの生息が上回っている可能性は否定できません。
冷静に考えて下さい。 あの危険猛獣が、鈴やラジオで逃げると本気で思いますか?
アップデートしましょう。
自治体や環境省及び国は、真剣に住民を守る手立てを考えなくてはいけません。
広報やチラシはクマの抑制にはなりません。
どこかの国の大統領じゃありませんが、武器が必要です。
危険猛獣は山から出勤してくるのです。 人間は邪魔な存在以外の何物でもありません。
逃げるだけではだめです。 奴らに領土権を与えてはいけません。
山も市街地も危険猛獣のものでは、決してありません。
山から下りようとする危険猛獣は駆除するしか、住民の命も財産も守れません。
アメリカの銃社会は、フロンティア精神から来ています。
自分の身は自分で守る。
しかしてクマ被害地区は、クマのなすがままです。
侵攻してくる危険猛獣になすすべもありません。
これは間違ってると思います。 完全に間違っています。
人を守らずして行政はあり得ません。
クマを生息を減らさないと、秋田県など過疎県の過疎地域は近い将来
クマに全てを奪われてしまいます。
クマ出没の最多である今、やらなければ未来はありません。
除雪費用の半分はクマ対策に回して貰いたい。(※秋田県の除雪費用は70億円~80億円)