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題名だけは知っていて、その映画の中でショパンの
「夜想曲20番」が使われていることも知っていました。
しかし、映画は見たことがありません。
それが、つい先だって深夜(ケーブルテレビ)に見ることが出来ました。
見たのは、後半のみ。主人公が逃亡生活する所からでした。
「夜想曲20番」はいつ弾くのだろうと思って見ていたら、
最後でした。ラジオ局で弾いていました。
実話なんだそうですね。ピアニストであったために、生き延びることが出来た・・・。
音楽や人の心には敵も味方もなく、国境すらないのです。
ピアニストを助けたドイツの将校は、収容所で亡くなったと言います。
その後ピアニストは89歳まで生きたらしい・・・。
このピアニストの名はウワディスワフ・シュピルマン、
ポーランド人で墓はワルシャワにあります。
シュピルマンを助けたドイツの将校はヴィルム・ホーゼンフェルト、
ソ連軍の捕虜収容所で1952年57歳で亡くなっています。
戦争が終了したら君のピアノ(ラジオ放送)を聞きたい、
と言った願いは叶うことはなかったのですね。
戦犯として収容所で死亡した将校でしたが、
2007年シュピルマンを救ったとしてポーランド政府よりより名誉を回復され
ポーランド復興勲章を授与されています。
死後55年も経ってからです・・・。
これは、2002年戦場のピアニストが映画で公開され
人々に感動を与えたからかも知れません。
私が最初にこの曲をYouTubeで聞いたのは、仲道郁代さん。
東日本大震災の被災地のボランティアの演奏会で、
必ず最初に弾く曲だったそうです。
※ 出典 ウィキペディアより