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電子ピアノ、10年前と今まるで違います。これ、とっても大事です。
昔は、ピアノがいろんな理由で買えない人のために造られました。
いわゆる似て非なる物だったのです。
今時の電子ピアノは、と言っても20万円以上の物は進化が凄いです。
多分に、メーカーサイドも旧宅事情や嗜好を考慮するように
なった為と思われます。子供の練習用としてだけでなく、
溢れかえる中高年層の需要を考慮したのかも知れません。
ピアノは欲しいが設置場所とか音の漏れは嫌だと・・・。
またグランドピアノが良い、アップライトは鍵盤が重い・・・、
などと思っているかも知れませんね。それなら、
出来るだけグランドピアノに近く作りましょう・・・、ということなのでしょう。
ヤマハの電子ピアノを例にお話しします。
驚いてください、今時の電子ピアノ(20万円クラスから)は
木製鍵盤なのです。もっと驚いてください、そんな価格で黒檀調の鍵盤なのです。
プラじゃないですよ(私のは旧製品なのでプラです)・・・。
もっと驚いてください、価格が高い物はグランドピアノタッチ鍵盤なのです。
(注:ヤマハの場合)ハンマーはバネなんかじゃありません。
グランドピアノ特有のタッチをリアルに再現する「エスケープメント」が採用
されています(注:ヤマハ資料)。
あと、音はヤマハ「CFX」の音とベーゼンドルファーの音が内蔵されています。
たかが電子ピアノじゃないかと言う人、違います。私、
ヤマハで一千万円以下のピアノ皆鳴らしました、数十台です。聴いています。
本物のサンプリングなので、細かな音まで録音されています。
もち、高音部の鍵盤のカチカチ音、弦のうねりも・・・。
グランドピアノ全体から生まれる多彩な響きを
バーチャル・レゾナンス・モデリング(VRM)で再現。
タッチに合わせて音色が無段階に変化。
奏法による音の余韻まで表現できる「スムースリリース」。
微妙な音の変化まで再現した「キーオフサンプリング」(注:ヤマハ資料)。
など、限りなくグランドピアノを再現するように造られているのです。
但し、小音量ではその良さを感じる事は難しいです。
あと、電子ピアノの価格の差は鍵盤材質やタッチのシステムの違いだけではありません。
アンプです。それと、スピカー。
価格が上がるごとに、アンプのパワーと内蔵するスピカーの数が増えます・・・、
これとても大事。
私がヤマハを勧める理由は。
第一に、そのながーいキャリア。
生ピアノ(アップライト・グランドピアノ)を生産するメーカーであること。
第二に、モデルチェンジを行い常に最先端であり続ける姿勢。
第三に、一貫した音楽のこだわり。
教室・インストラクター・楽譜出版・ピアノ・エレクトーンなど。
第四に、系列にオーディオの揺るがぬノウハウがあること。
往年のアンプ、スピカーメーカーでした。現在でもトップクラスのヤマハです。
第五に、どこでも見るのがヤマハ。ホール、学校どこでもあるのがヤマハ。
信頼と実績だと思います。
第六に、電子ピアノから脱皮した場合、
行きつくのはヤマハが間違いないと言うことでしょうか。
第七に、本物のグランピアノやアップライトピアノ、
どこでも見たり触ったり弾いたり出来る事、これ大事。
第八に、ヤマハの木工技術。
ヤマハには最上級の電子ピアノシリーズがあります。
アバングランドです。65万円(税別)、105万円(税別)、160万円(税別)です。
このシリーズは、グランドピアノそのままのアクション機構を採用しています
(ハンマーがあります)。
鍵盤を触ると分かりますが、ほぼグランドピアノと言ってよいですね。
生ピアノはどうしても置けないけど、音にはこだわりたい
そんな人向けです・・・、何せグランドピアノ買える価格ですから・・・。
AvantGrand N3X 160万円
AvantGrand N2 105万円
AvantGrand N1 65万円
※ 価格は2017年時点。
機械ものは、日進月歩です。特にコンピューター・・・、集積回路の進化は物凄いです。
昔のピアノは電子ピアノでも、現在のは全く違います。
ですから、生ピアノが置けないのなら絶対に電子ピアノです。
そして、20万円以上を考えるのが良いです。あとはこだわり次第です。
下に、お薦めの電子ピアノを一覧でご紹介いたします。
なおPEはブラック鏡面つや出し仕上げです。
2017年 ヤマハ電子ピアノ紹介
Clavinova(クラビノーバ) CLPシリーズ、AvantGrand(アバングランド)
CLP-635PE希望 小売価格: 208,000円(税抜) ↑
CLP-645 希望小売価格: 220,000円(税抜) ↑(※ 管理人使用モデルCLP-545の新製品)
CLP-645PE 希望小売価格: 260,000円(税抜) ↑
CLP-675 希望小売価格: 288,000円(税抜) ↑
CLP-675PE 希望小売価格: 328,000円(税抜) ↑
CLP-685 希望小売価格: 380,000円(税抜) ↑
CLP-685PE 希望小売価格: 420,000円(税抜) ↑
N1 希望小売価格: 650,000円(税抜) ↑
N2 希望小売価格: 1,050,000円(税抜) ↑
N3X 希望小売価格: 1,600,000円(税抜) ↑
ニューアイボリーⅡ鍵盤 専用グランドピアノアクション
199kg
アバングランド専用グランドピアノペダル
タクタイル・レスポンスシステム(TRS)
詳細はヤマハホームページをご覧ください。http://jp.yamaha.com/ です。
実はグランドピアノを買おうとしていた時期がありました。
それでC3Xを買う予定だったのです。
結局、体調不良が原因で引っ越しもピアノも諦めました。
グランドピアノは価格なりですが、手作りの面もあるし木製品であり、一台一台
音が微妙に異なります。また同じシリーズでもやはり鍵盤のタッチが微妙にというか、
と言うよりもはっきり違ったりします。
100台あれば100台違います。オーディオの世界と同じです。
電子ピアノがどうのこうのいう人、電子ピアノのちゃんとした実力を出していないと
思います。それ、ピアノでも同じです。防音室、音決して正確ではありません。
音響ボードなど、相当な投資が必要です。
広い静かなホールでのグランドピアノは小さくても凄く良く響きます。
生ピアノ、蓋最大にあけないとバランス良い音はしません。店頭の指弾は、
ヤマハ銀座店のような静かでわりとデッドな空間でないと
意味がありません。実力発揮できません。環境大事です。
ピアノに投資する場合(生ピアノ)、環境整備に同じくらいの費用がかかるかも知れ
ませんね。防音室は適度な吸音対策がなされないと響き共鳴します、
それでふたを閉めて演奏する(練習)ようになってしまいます。
生ピアノ、打鍵は強く打てなければダメです。中ホールだと、
強ければ一番奥まで充分届きます。そう簡単には弦は切れないんで、
強く(フォルテ)で叩くのも必要です。そこから初めて(ピアノ)
(ピアニッシモ)が表示されると思います。
ギターも同じです、弦って緩みますね。調律しないのは、
緩むほど伸びるほど叩いてません。
電子ピアノ・・・、調律要りません。音・・・、ヤマハCFXです。
あ・・っ、軽いです比較的。
私はグランアバンテ欲しいです。多分ダメ出しされるので、
取りあえずうんと頑張って練習して・・・、CLP-685が買えるようになりたいです。
80歳ぐらいには何とか弾けるようになって、CFX買いたいです。
※ 価格は2017年時点。
※ 画像等、ヤマハ様の使用許諾を得ています。