日本一の温泉
日本一の温泉は何処でしょう。草津でしょうか?別府でしょうか?有馬でしょうか?
いえいえ、違います。
熱海です。
日本一と言っても、温泉の数や旅館の数ではありません。
温泉地の衰退を目の当たりにした熱海温泉・・・。
最近は老若男女を問わずに人気で、活気を帯びています。
象徴となる駅舎も大規模工事中、堂々の完成も間近です。
なぜに一番なのかと言うと、徳川家康に愛され徳川時代を通じて
お墨付きを頂いたお湯だったからです。
明治の評価でも最大の5と言う評価を受けています。
熱海には、「噏滊舘(きゅうきかん」と言う日本初の療養所が
大湯に、岩倉具視により1885年に造られています。
ドイツ製の吸引器を大量に導入し、多くの結核患者が療養に訪れたと言います。
噏滊舘の名前の由来でもあったでしょう。
1920年火災で消滅していますが、大湯近隣には
今でも温泉ホテルが建っています
1200年の伝統の湯前神社、大湯間欠泉が、大湯にある源泉の一つです。
神社の近くには、日航亭大湯もあります。
また間欠泉のある場所は、現ニューフジヤホテル・アネックス館脇です。
(出典:WEBサイトより)
大湯間欠泉。
日本初の電話ボックス(復元)
熱海天然記念物、ナツメヤシ。
ニューフジヤホテルにあります。
日帰り湯、日航亭大湯。
熱海ニューフジヤホテルの隣です。ニューフジヤホテルに泊まり、
風呂だけここに入る人もいます。
昭和16年創業日航亭旅館、現在は日帰り湯のみ営業。
料金1000円、朝9時~夜8時(火曜定休日)
貸しタオル・バスタオルあり。
軽食あり。 無料休憩所あり。浴場男女日替わり。
駐車場あり。個室あり2時間2000円。
セフティボックスあり(有料100円)。飲料自販機あり。
源泉かけ流し、湯温98.2度。湯温調整は湯量のみ、源泉が
僅かしか浴槽に流れていないのは、湯温調整のためです。
無色透明の塩化物温泉。
内湯と露天は、内部通路で行き来できます。
館業は廃業していますが、源泉かけ流しの風呂は熱海でもそう多くはありません。
日中まったりと過ごすのには最適と思われます。
平日は、大広間の休憩所も非常に静かです。
日航亭大湯の側には、徳川家康本陣跡の記載があります。
家康の湯の記載です。
熱海銀座方面から、ニューフジヤホテル・アネックス館の脇の坂道を昇った
途中、湯前神社の隣にあります。
湯前神社大鳥居。
右の立て看板には、熱海市の指定文化財に灯篭などが指定されたこと
などが記載されています。
周囲はマンションや住宅に囲まれ閑静です。
左の門柱に刻まれた「パリー風呂 つるや」、熱海温泉全盛期の有名ホテル
「つるや」の寄贈です。現在のつるやホテルの跡地にはビルが建っていますが
数年を経ても未だに稼働していません。
つるやホテルに一度だけ泊まったことがあります。
今は亡き、両親と泊まった最後の旅館でした。
右の門柱には「富士屋ホテル」の刻印、かつての
有名ホテル「富士屋ホテル」の寄贈です。現存するニューフジヤホテルは、
富士屋ホテルが1964年に建てたものですが、2009年に破産し
現在は伊藤園グループの温泉となっています。
もとの富士屋ホテルは1999年に廃業しています。
私は富士屋ホテルにも泊まったことがあります。
こんな所にも栄枯盛衰が見られるのですね・・・。
何か知らないが、熱帯性の植物が・・・。
ソテツのようです。
花なのでしょうか・・・。
中をそっと覗いてみると・・・。
何やら栗の実のような物が・・・。
熱海と言えば、お宮の松や花火大会のサンビーチですが、
熱海の歴史を訪ねるのもいいですね・・・。
iphone6 2016年10月
copyright 2001-2024 All rights reserved.
TOKYO PHOTOGRAPH by shayuzin
東京写真