ハイアマチュアが何だかんだと書きましたが、良いおカメラを持ちたがる原因は写真の「でき」にあると思われます。
良いカメラを持てば良い写真が撮れるハズ、、、、、、、。まあこの考えは正しいのです。
向上心があるからよりよさそうなモノを求める訳で、ある意味真っ当だと思います。
ほんとうに写真技量の向上を求めているぐらいの人は、当サイトの管理者がただ者ではない力量の写真家だと既に悟っている
ことであろう。あははは。(またかよ)
それで本論です。
写真技術は残念ながら理論なのです。よって、ただ闇雲に撮影しているのだとしたら10年経っても上達はしないのです。
それこそむやみに駄作を蓄積するだけに過ぎないでしょう。ようするに無駄なのです。
自分の写真の数百倍の写真を見なければ、じつはほんとうの自分の写真は見えてこないことを知らなければならないのです。
ひとりよがりの写真は、じつは人に訴えるものはほとんど出てこないことを知るべきです。
だいたい他人の作品を見るという作業は非常に辛い。趣味嗜好にあわないし主義主張もあわないのが通常です。
時間も非常にかかるし面倒くさいし。大抵が自分の写真とあまりにもかけ離れているのですぐに嫌になるのです。
あそうそうこれ写真展の話ね。(雑誌はこの後に出てきます)
いわゆるフォトコンテストの写真はほとんど写真の上達の参考にはなりません。写真は時空を切り取るものですから時空が写っていなければ参考にはなりません。写真は偶然やシャッターチャンスで撮るものではありませんし、奇をてらった表現をするものでもありません。
創作と写真を取り違えている人も多いことに気が付くこともあるでしょう。
写真展と言うからには写真がそこそこ沢山展示されている訳ですが、50点あれば1、2点。
それが目に止まる写真でありたいがいは飽きてしまいます。
どんなに注意深く見ようとしても苦痛がともなうだけです。
もうお解かりのように、自分が撮る写真も他人にはそのようにしか写らないのです。ほとんどが思いよがりなのです。
写真展の難しさはここにあります。
すべてがそこそこならば幕の内弁当。あっと思うものは他の作品を台無しにしてしまいます。
そのように写真展を見ることは自分の作品のフィードバックといえるでしょう。
だいたいそこで自分のレベルを知ることになるでしょう。
しかしそれは写真展での話で、雑誌だとまったく違うことを認識しなければいけません。
オリジナルの写真と小さな印刷写真とでは天と地ほどに差があります。写真展を見ることではじめて写真の原点に触れることになるのです。
そうしてはじめて印刷された写真のオリジナルのイメージを想定することができるようになります。
雑誌は可能な限り読みましょう。居ながらにしてプロ写真家の作品を見ることができるのです、利用しなければ上達はありません。
ただあくまでもこれは安直な手段でありますから、写真展に足を運ぶことも忘れてはイケマセンぞ。