今更なんでフイルムと考えなくもないが、そうでもない。
デジタルはポジだからどんどん進化していくと、コンデンサーマイクのようになる。
拾えない音はなく性能はこれ以上ないくらいに優秀である。
しかし、補聴器と同じでそのままでは決して美しくないし良いとは誰も思わない。
悲しいかな事実だ。
人間のように、機械はフレキシブルな頭脳を持ち合わせていないからだろう。
デジタルを突き詰めると、これでもかこれでもかになってしまう。
決して許容しないのだ。これは人間が機械を馬鹿にしている行為に他ならない。
ある意味、とても恐れているのだろう。
そんなこんなで、デジタルに飽きることが突然とやってくる。
フイルムのコントラストはデジタルでは出せまい。何も弄らんでも勝手に素晴らしく
メリハリのあるコントラストがフイルムなら簡単にできる。
ほれみろ、所詮デジタルなんて面倒くさい物ではないか。などと思い出す。
見た目に近く撮りたければデジタルにすれば良いのだ。
あいつは真面目だから、期待通りに写すだろう。
まてまて、それではフイルムは何だというのだ。今更フイルムを礼賛して何の得がある。
いやいや、そうではない。
まったりと行きたければフイルムにすれば良いではないか。そうでなければデジタルにすれば良い。
ネガ嫌いのお兄さんおぢさん。ここはひとつ奮起してゆるゆる写真に挑戦してはどうだろう。
フイルムはネガに始まりネガに終わるのだ。(違ったか)
あの面倒くさいフイルムの装填。あの面倒くさいフイルムのDPE出し。あの面倒くさいDPEの受け取り。
あの面倒くさいプリントのアルバムいれ。あの面倒くさいプリントの選び出し。
フイルムは八百屋で売ってない。フイルムは食べられない。(違ったか)
第一結構なお値段ではないか。第一何で自分より他人が一番先に写真を見る。
あーあ面倒くさいよ面倒くさいよ面倒くさいのだ。
でもフイルムなのだ。
あははは。ネガが残るぞ。写真が残るぞ。自分で現像もプリントもせんでいいのだ。
きれいなおねえちゃんが受付にいるぞ。(違ったか)
ポイントたまるぞ。おお伸ばし券なんてただでくれるんだぞ。アルバムになるんだぞ。
プリンタのインク買いに行かんでいいぞ。
フイルムが現像するとシートに激変すんだぞ。インデックスプリントまでついてるぞ。
どうだ、デジタルの方がよっぽど面倒くさいぞ。
パソコン取り込み。遅い遅い遅い。確認確認画像の確認。セレクトセレクト確認確認。
それ現像現像。それコピーコピー。それそれそれ遅い
遅いマシンが遅いマシンが遅い。鑑賞鑑賞。いいぞいいぞなんて言ってる場合か。
ほれほれ飯だよ風呂だよ便所だよ。忙しい忙しい忙しい。
つかれた。