RCAコードの分配には、二股ケーブルやコネクタなどがあるが、コネクタは小型のものが多く耐久性に問題があり、二股ケーブルはいかんせんコードが細い。
そこで、ラインセレクターの様に頑丈な物を作ろうと考えた。セレクターと違いスイッチ類はないから、配線は簡単である。
先ず、図面を起こす。
これを2個箱に入れると、下の図になり左右(ステレオ)の分配となる。これを更に重ねると録音再生の2分配となる
録音分岐
分岐コネクタボックスの前面と背面。(デッキ分配器)
RCAピンジャックは、コード1本当たり3個必要。ステレオだと6個。録音再生の2系統だと12個必要になる。
ケースはアルミが多いが、非磁性体で導電性のない物が良い。プラスチックは適当なのがないので、木製が良いかも知れない。何せ、10mmほどの穴を12カ所も開けなければならない。内部配線は自由に選べるのが自作の利点。
配線するコードは16本が必要である。間違えないように事前に識別の作業が必要だ。
一本20cmでも3メートルは必要になる。
当然のことだが、二分配だからと言って両方同時に鳴らすことは出来ない。
再生分岐
ソース分配用。デッキ分配器に入れると干渉の恐れがあるので個別に作る。
配線のコードは細いのは望ましくない。また、なるべく直線が望ましい。
なお、これは自己責任の私的作製なので、これを参考に製作はしないでもらいたい。一切の責任は負えない。