えーと、おなじお写真でもモノクロ化することにより性格を変えることができる。
これは前回のF5と全く同じお写真をモノクロ化しておる。
どうじゃ、随分と印象が違うじゃろ。
まあこのように、前回の写真が印象の異なる物に変化するのじゃな。
ここではF5の精悍さを主張する現像にしておる。通常のモノクロでは腑抜けになってしまうのじゃ。
三枚目と四枚目は印象が違うじゃろ。どちらにも意味があるので両方載せている。わかるかなあははははは。
こうして見ると、光の当たり具合がとても印象を左右することがわかるじゃろ。
当て過ぎは駄目なのじゃ。影と言うものはじつに大切なのじゃよ。
商品写真、つまりコマーシャルでは緻密な写真を良しとする。商品だから当然じゃ。
しかし個人の所有物と化してからは、過剰な情報は全く意味がない。これは常識じゃのう。
この辺の線引きがちと難しい。
ストロボもライティングも一切使用してはおらんぞよ。台所の天井の灯りだけなのじゃあははははは。