あひゃひゃひゃ、暫くだのう。
今回はミノルタじゃわい。α9Xiじゃぞ知ってたか。α9じゃないぞよ。あはははは。
今時の弁当箱もとい、四角張ったカメラややたらと丸っこいカメラに慣れている諸君にはちと敷居の高いおカメラじゃのう。
デザインや操作性がとやかく言われるが、押せば写るを追求したカメラでありこれは正しい。
ファインダーの見えは良く、諸性能も優れている。シャーター音や感覚も文句はない。
エンジニアプラスチックのボデイだが、ある程度の質感もあり高級感もそこそこにあるように感じる。
ボデイ重量はニコンF90Xと同じ755gであり、ずっしりとくる重さは安定感がある。
ボデイ価格145,000円、AF24-85mmが52,000円なので、レンズとセットだと20万円近い価格となる。
価格的にもニコンF90Xと相対したカメラであった。わしは当時ニコン党であり35mmカメラはF90Xだったので、残念ながらα9Xiの良さは知らなかった。
グリップ装着の方が使いやすいし、見た目も普通である。グリップを外すと、ぐっと横長のボデイになるのだ。
ペンタ部分のカーブが素晴らしい。そうとう拘ったデザインである。
なんとも美しいフォルムではないだろうか。
このようなボデイのカメラはもう存在しないのだ。
上からでもロゴがはっきりと見える、さすがにラインは流麗だ。
シャッターボタンまわりの窪みは良く考えられている。一瞬にしてプログラムに移行するPボタンも健在だ。
丸みを帯びたレンズは、このタイプのカメラには当然良く似合う。
しかし、実際はレンズの保護と使用者の保護のために丸みを付けているのだ。
ここのレンズは前期だが、後期のNewの方がデザイン的にはマッチする。Xi専用レンズはほとんど見かけないが、しょうがないか。
余計なことだが、この24-85mmのレンズは415gとコンパクトなわりには重い。
よって、このシステムだけでも1キロは超えるのだ。(1170gね)
ミノルタのファインダーは非常に良くできていたから、視野率100%よりもデザインを重視しただろうことは想像に難くない。
しかして、プロ用のα9は大きなペンタ部を持ち視野率100%でデビューしたぞよ。8年の歳月がかかったんじゃのう。
終わり
またじゃ。