さすがに非Aiレンズともなれば捨て値で売られているのが現状。
レンズは、設計の見直しには膨大な時間と経費がかかる。よって、後発のレンズは押しなべて性能が良くなる。自明の理である。んな、昔のレンズでももちろん撮影は可能である。
ニッコールQオート200mmF4
絞りF8。1/250秒。曇天。無補正。D90。すべて手持ち撮影。
文句なくシャープである。
僅かながら色収差があるが、
非常に少ないと言ってよいレベル。
歪曲は目立たない。
ピントは左に合っている。シャープさもある。絞り込めばもう少し均一になりそうである。
ニッコールQオート135mmF2.8
絞りF8。1/250、1/400秒。曇天。無補正。D90.
非常にシャープである。
僅かながら歪曲がある。
シャープさはいまひとつだが嫌味がない。
ややピントが甘い。
周辺部に僅かながら色収差が見られる。
ほんの僅か収差が周辺に見られる。
それ以外は問題がない。
ピントがやや甘いが、レンズのせいではない。
やや収差が見られる。
残念ながらピントを外した。
諸収差は少ないようで、単焦点レンズらしさを感じる。
200mm同様の収差の出方である。
ややぶれてしまった。ピントもやや外れている。歪曲は感じられない。
ほんの僅か軸上収差が見られる。
シャープさは問題ない。
周辺に倍率色収差が見られるが、僅か。
歪曲も少なく、まとまりの良い画像が得られる。
やはり、間違いなく
後発のAiニッコールの方が
写りは良いのだけれど
描写はカリカリしない優しさがある。
四枚しかレンズがないのだから、
収差が残るのだろう。
しかし。凄いといえば凄い。
周辺に僅かだが色収差が残る。
樽型の歪曲があるが許容範囲であろう。
ニッコールQオート135mmF2.8は、
D90には装着すらできない。
よって、左手で押さえ付けながら
右手でピントリングを回す。
これがとても大変で、ぶれを量産した次第。
レンズも四枚で、写りは200ミリと
大差なく似た傾向になる。
ニコンFの時代に初期型が製造され、これらは二世代目になる。センチ表示のものが初代であるが、レンズ枚数は変っていない。
ニッコールQオート200mmF4 初期型1969年発売。旧型は1961年発売。
4群4枚構成。最短撮影距離2m。
発売時価格:32,700円
初期型と後期方は微妙にちがう。
前面シルバー部分が黒塗り。
最小絞り値が32。
梅鉢の幅が広くなった。
梅鉢リングは前後二個(絞りとピント)。
ニッコールQオート135mmF2.8
1965年発売。4群4枚構成。
最短撮影距離1.5m。
発売時価格:27,400円