ソニーα700の後継機が出ると噂されて大分時が経った。早いものだ、もう12月30日である。
当初は9月とか言われていたが、そのうち年内はないとの噂が飛び込んだ。早くても1月の発表だろうと言われた。
そうなのかも知れないし、違うのかも知れない。
しかしそんなことより、中級機不在を一年以上ほったらかしにするソニーにファンはそっぽを向き始めたのも確かのようだ。
α550もどう見ても中級機種ではないし、中級機種の威厳やステータスが滲み出る様子は微塵もない。
tokyoはおかげで、すっかりニコン党に復帰してしまった。もう当分ソニーは買わないだろう。
例え素晴らしい中級機が発売になっても買うことはない。なぜならば、写真家としてのカメラに対する情熱は、そんな
冗長なものではないからだ。α900を出してもマイナーはしないしこれもほったらかしだ。
いったいソニーはどうなったんだろう?
メーカーには当然ながら歴史があり、tokyoはミノルタやニコンの年表を良く見る。隙間なく新製品を発表し続けるメーカー
にはつくづく感心する。飯の種なのだから必死こくのは当然だろう。立ち止まれば客はどんどん逃げていく。
それが商売であり鉄則だ。ミノルタの資産を引き継いだのか、それとも投げるのか真意が問われるだろう。
その判断を下すのは、われわれユーザーでしか有り得ない。
デジタル機器は熟成してどうなるものでもない。機械というものは発売しユーザーに買って貰い使って貰って、はじめて
改良すべき点が見えてくる。つまり出せば出すほど商品の質は上がるのだ。
失敗を重ねる勇気がなければ、ユーザーはついてこない。EOSkissが飛びぬけて売れているのは初心者向けだからではなく、
価格が安いからでもない。普遍の努力を怠らないからなのだ。ユーザーはしっかり見ているのだ。
もういちど、8月に戻ろう。
中級機不在はいかんなあ。これはいかんぞ、絶対にいかん。叱咤激励なのだ。
またじゃ。