■ D90が我が家にやってきました。
もうさんざん、ほんとうにさんざん迷ったのです。
α700の中古かシグマSD14の中古にするか昨日まで決めかねていましたが、ネットで確認したらα700は売れてしまっていたのです。
正直、量販店に行ってからも決めかねていた次第。
そこで悪魔のようにデジタル新製品の法則が顔を出すノデス。あたらしいものはふるいものよりいいのだ。これ法則。
そんでゲットなのです。
もう何があっても当分買えないのです。
大きさは見てのとおりD100よりもD300よりも
ずっと小さい。(D100にて撮影)
ソニーは妻が使うので
tokyoはニコン党に
暫く復権するのです。
D100は非常に素晴らしいカメラで
当時30万円(ボデイのみ)も出して
大枚はたいて買った人でも
充分に満足できたはずです。
それが故にD200を買い
D300やD3へと進めるのです。
素質が悪ければ他社に鞍替えも有り得たでしょう。
D90はいまどきのコンパクト化戦争の渦中に生まれ、D300のような重厚さは全くないが
操作は軽快で
じつに馴染みがいいのです。
やっぱり大きさは必要悪なわけで
コンパクトで高性能なら文句はありません。
ちょっと困るのが使用メディア。SDカードの環境にないので少々困るのです。
D100はD200などと同じく地味な絵づくり。そういう意味ではα350と似ていたようにも感じます。
D90は鮮やかさを前に出すようになった路線上のカメラですから、スタンダードでもやや鮮やかさが強いように感じます。
かと言ってニュートラルではぐっと地味になり迷うところです。
ファインダーの見えはライブビューも含め断然D90が良い。もうお話にならないくらい差が付いてしまうのです。
ただライブビューのシャッターのレスポンスはやはりα350が良い。
シャッターは小気味良く切れるが、手振れ補正レンズがなければ、手持ち撮影はソニーのようにはいきません。
この点は心して撮影に望まないと手痛い目にあうことになります。
フイルムカメラとファインダーの見えは比較にもなりませんが、D100よりは大きくα350よりはずっと見やすい。
限りなくD300に近い見えと感じます。
D300やD3の絵はわかるがD90の絵は全く未知数。それでネットや他の参考写真をいろいろと閲覧して見る。
やはりやや鮮やかな方向に振れるカメラのように感じます。
これはフイルムの記憶色なんかではなく、ニコンの記憶色なのだから時間をかけて理解していくしか方法はないでしょう。
RAWだからといって全くのニュートラルなわけではないのです。
ふと感じたのだけれど。
ソニーってなんとなくニコンに似ていると感じる。間違ってもキヤノンではない。
なぜだろう。どうやらティストが似ているのかもしれませんね。
撮像デバイスも共用しているし、、、、、、。
D300や今回購入したD90を使用してもソニーに対する評価は全く動じない。これには正直言って驚いている。
明らかにカメラの操作性や機能はニコンが格段にうわまっているのだけれど、
ソニーの朴とつとしたところは、逆にちゃらちゃらしたところがなくて妙に信頼性を感じてしまうのです。
何よりも出てくる絵は素直で素晴らしい。
ニコンは
綺麗過ぎるのかも知れない。
いろいろ使ってみても
さすがにニコンは欠点を探すのが難しい。それほどこなれている。
かたやソニーはじつに真面目なカメラでそつがない。そんなにできがよい坊主とは思えないけど、
ときたま100点をとったりすることがある。
決してあなどれないものがあるカメラでしょうかね。
■ それにしても
嫌な時代になったものだと思います。
フイルム時代は自分でフイルムを選びました。カメラはハコだから、出来不出来は使い手にあったのです。
何をするにも不便がついて廻り、写らないのは至極当然で、また写るのも当然でありました。
今は誰かが創ったそれなりの絵を拝み、よしとするか
気に入らなければ放り投げるだけです。間違っても自分の絵でありません。作為された絵を拝むのが全てのはじまりなのです。
技術者はこれを肝に銘じ
カメラマンは心して撮影に望まなければなりません。
なーんてね。