何分にも昔のことなので、資料は保管してあるカタログから転載とWEBの「オーディオの足跡」様から写真を引用しております。
ナショナル 5HH17
口径5センチのホーンツイター。
音は粒立ちが良く透明。特性は平坦。
余りにも特性が良すぎて、各社のスピーカーシステムにこぞって使われた。
鉄板プレスの味気無さ。フイルムの振動板。それでも驚く透明感。
当然ながら、テクニクスのスピカーシステムには必ず持ちいられた。とにかく特性が平坦なのだ。
5HH17の兄貴分。マグネットが強化されたらしい。口径は8センチと拡大。
しかしながら。音は5HH17に遠く及ばなかった。
プラスチックのホーンと言うのは、良くない・・・。
5HH17を購入したのは、ずっと後。
理由は、友人が先に手に入れてしまったからである。
5HH17と同じプラスチックの振動板。
でも、音は全然違った。
当時はゴトーなどの高級品が席巻していた。
しかし、べらぼうに高い。
何としてもアルミ削り出しのホーンツイターが欲しかった。
残念ながら二個買う余裕は無かった。
特性的に、良いと思って買ったけど・・・。
我が家の貧弱システムには、イマイチ合わなかったと思う。
どうしてもバランスが取れなかった。
ナショナルのスコーカーは高い・・・。
それでパイオニアに。アルミダイキャストだし・・・。
音は・・・、抜けがイマイチ。
イマイチの理由は特性に明らか。
アルミのキャップの振動がもろに出ている。
小さくて、音が良い。
癖のある音。
パンチのある音。
ハコは小さくてもなるが、平面バッフルだと良く鳴る。
このサイズ16センチは、万能型。
真ん中のラジエーターが紙なので、扱いが悪いとつぶれるのが残念。
下の特性を見ると、思わず唸ってしまう。
特性表と、聴感の特性は一致しない。
それの典型。
とにかく真っ白で・・・綺麗なスピカーユニット。
実際は多少黄色いのかな。
作りが良い。
高い・・・。
ワイドレンジ。
暴れも少なく、聴感上の特性に一致する。
いわゆる、おとなしいスピーカー。
20センチと大きなスピカー。
やや持て余す。
これはもう、見た目で買ってしまうスピカーユニット。
音は実に手強い。
思うように鳴らない。
低音でない。
高音アルミの音。
使い倒したかな・・・。
1965年、一番最初に買った16センチスピカーユニット。
実はこれしか田舎では売ってなかった。
低音も高音も出ない。どうしたものだろうとあれこれ弄り回した。
こちらは20センチ。
これを鳴らすのには、大きな箱が必要。
まあ、浴槽サイズの箱が必要不可欠なのだ。
ウーファー部分にツイターを設置した同軸型2ウエイスピカーユニット。
安いだけが取り柄で、ブリキ板の支持枠が泣ける。
エッジを紙からウレタンに代えたのは、大出力に対応したため。
しかし、腰が弱くなり低音は出なくなってしまった。
上のスピカーユニットとはまるで別物のような、がっちりとした作りに驚く。
期待に反し、低音は全く出ない。
ダイキャストフレームと相反し、エッジはスカスカになり
穴が開く。
これはもう、見た目で買ってしまう。
でもツイターはあの、PT-8Aなのだ。
やはり、高音部が勝ってしまう。
高音部が勝るのは、特性に明らか・・・。
まあ、そんなわけでこれを買う。
チョット腰が弱い音がする。
スカスカまではないにしろ・・・。
アルミダイキャストは良いけど、エッジはスカスカになり穴が開く。
ウレタンは問題ありかな。
安かったので買ったら。
やはり低音が出なかった。
30センチは何処のメーカーも高い。
極端に高くなる。
そしてやたらと重くなる。
コーラルの25センチは重そうな低音が出そうで・・・。
やっぱ、低音でないな。
※ 画像は、自己所有のカタログと「オーディオの足跡」様から引用しております。