楽譜を集めては拡大してコピー、かな振りを延々と繰り返した訳である。
つまりこの作業により、ノクターンの練習は取りやめ状態になってしまった。ほとんどキーボードも弾かず、財布いや採譜ね、それに明けくれた。およそ20曲、丸々2ヶ月以上の月日をかけた訳である。
この途方もない作業により途中から楽譜にスムーズに音を振る事が出来るようになった。音符が読めてきたのだ。
楽譜の採譜は終わったので、これから弾かなくてはならない。ドレミが分かって来てもピアノの鍵盤が分かった訳では全くない。次はピアノの鍵盤との連携だ。ピアノの鍵盤の位置と音を覚えなければならない。ここからは地獄なのだろうな、そう思った。案の定、鍵盤の音が分からない。何オクターブもある鍵盤には印なんか無いのだ(当然だけど)。無ければ振るしかない。そこで、パソコンで音階を作成して鍵盤に貼り付ける事に。
ただ、付箋の時に失敗しているので鍵盤には貼らず上下の余白に貼る事にした。
これで楽譜通りに指を乗せればいいはずだ・・ ・。
これは簡単なようで実は効率は全然良くない。いちいち楽譜の音を確かめ鍵盤に変換しなければならないからである。
こんな事をやっていたら、かな振り無ければピアノが弾けなくなるのではとの懸念が消える事はなかった。
しかし、とやかく心配するより先ず練習。それしかないと考えた。
邪道なのだろうが、何せ学習に王道はないはず。繰り返すしかないのだ。
これは鍵盤下部の貼り付け部分の拡大。
当たり前のことほど簡単ではない。
それは人生で経験済み。
何せ三歳の大人なのだから。
何やら段ボールが・・・。これは譜面台である。
楽譜を拡大コピーしたので、間に合わせではあるが、必要にして充分。
元々ある付属の小さい譜面台では楽譜が乗らない。必需品。
譜面は洗濯バサミで止める・・・。
こうなる。まあ取りあえず二枚乗ればいいのかなと。
実際は上部をピンチで止めるので
段ボールは見えない・・・。
完璧・・・でもないか・
準備は揃ったがまだまだ問題が山積している。