旅行計画は、簡単そうで意外と難しいですね。
場所と宿が第一。その中でも第一に決めなくてはならないのは、場所です。
これにより、日程が決まるからです。一泊なのか二泊なのか、それにより行く日の選定も変わってきます。
場所は、交通費と移動時間、滞在時間に直接かかわってきますから、非常に大事です。
朝起きてから、家に帰ってくるまでが旅行です。家を出てからではありません、朝起きてからです。
私の場合を書いてみます。これは、あくまでも個人のやり方です。
例、熱海に行くと決めます。
パソコンは必須ですが、スマホも大丈夫です。
①ネットで宿を検索します。
色々なネット旅行会社がありますので、それを利用します。詳しい情報が乗っている事がとても大切です。
②地域で「熱海」に絞り込み、日にちを指定して検索します。この場合、旅行会社によっては予算の入力を求められるかも知れません。部屋タイプの入力を求められる事もあります。私は、このような煩わしいのは大嫌いなので、宿の一覧が出て、予算やプランも同時に一覧に出るタイプを利用しています。
③予算にあった宿を逐一調べていきます。
調べる項目は、部屋タイプ(和室かベッドか)、部屋数、風呂(露天の有無)、食事のタイプ(部屋食、レストラン、バイキング)、ウオッシュレットの有無を調べます。内部画像のあるものは、それを詳しく見ます。
プランに写真があり、食事の内容が詳しく記載されている事が、必須条件です。最後に、口コミ評価を見ます。
口コミ評価が良くなくても、予算と目的があう場合は候補とします。それ以外は、一旦候補からは外します。
ここで少なくとも数件の候補を選出します。ここまでで重要なのは、旅行予定日に予算に見合った宿が存在すると言う事です。その確認が終われば、次の行程に移ります。
④交通手段を確定します。
私は電車オンリーなので、電車の乗換案内の時刻表で列車を検索します。この場合必要なのは、チェックイン・チェックアウトの情報です。送迎バスなどの時間を考えて、チェックインの1時間前には送迎バスやタクシーに乗れるように逆算します。
主たる発駅は東京駅なので、自宅出発は1時間半前に設定をします。東京駅11時発ならば、自宅を出るのは9時半になります。
私の場合、東京駅まで40分かかりますから、トイレなどの余裕を見て1時間半とする訳です。
熱海までは、特急と普通列車、快速アクティーの三種類が利用できます。
所要時間はおよそ普通列車で2時間、快速アクティーで1時間40分、
新幹線で50分、スーパービュー踊り子号で1時間20分弱、踊り子号で1時間20分と大差ありません。
料金は、普通列車・快速アクティが乗車券のみの1940円、新幹線が自由席3670円、スーパービュー踊り子号(全席指定)が4380円、踊り子号が自由席3280円です(いずれもICカード料金2016年7月現在)。
私は主に快速アクティーを使います。熱海までの本数はありますが、平日以外は混みますので、指定席のある列車が良いと思います。
10:56発こだまなら熱海着は11:45。11:00発のスーパービュー踊り子号は熱海着12:18。
10:37発の快速アクティーは12:15熱海着です。
チェックインまでは2時間~3時間の余裕です。送迎バスは概ね14時頃からですので、余裕は1時間から1時間半。トイレや昼食にはちょうど良い時間かも知れませんね。花火大会の日や、シーズン時の時は乗り切れない場合があります。余裕を持って行動しましょう。宿は徒歩15分~20分圏内に沢山ありますが、熱海の駅は高台で急坂ですから、荷物を持っての徒歩は大変と心得てください。
⑤交通手段・ルートが決まったら、切符を買う前に(みどりの窓口で予約)の前に、宿を確定します。
前項の宿の確認から確定の作業に入る訳です。これが非常に大変です。
同じ予算内の宿を一件一件詳しく調べ、候補を絞るのです。風呂好きには、露天の有無は非常に重要です。
バイキングかレストランの会席料理か部屋食かを決めます。予算によってはバイキングしか選択肢がない場合があります。
口コミが活躍します。極端な低評価は除外し、詳しく読みます。納得したら予約を確定します。
宿が確定したら、指定券が必要な列車の場合、即刻みどりの窓口に行きます。当日駅で買うのは非常に不安です。
近くとも余裕を持って予約しましょう。
この場合帰りの切符は、翌日の予定により違って来ます。旅館は概ねチェックアウトが10時、ホテルは11時、12時などがあります。チェックアウト時間により、滞在時間は2時間の差が付きます。自宅に帰る時間を基に逆算します。
6時帰宅なら3時前、7時帰宅なら4時には乗るように列車を選びます。自由時間は3時間から5時間取れると思います。
とは言え、熱海も広いですから行くところは絞ります。
初島には行けますが、この時間では全然足りません。船は1時間に一本です。熱海城は2時間程度みましょう。
熱海の起雲閣の観覧所要時間は1時間は必要、MOA博物館は3時間はみておきましょう。熱海のハーブ園も3時間はみておきたいですね。
干物等お土産は、熱海駅前のアーケードや第一ビルで間に合いますから、1時間から2時間をみておけば充分でしょう。
⑥旅行に持っていくものを準備します。
熱海の場合それほど大きなバックは不要です。女性の場合、着替え等カバンではかさばり
重くなることもありますから、小型のスーツケースは必要かもしれません。駅前にはロッカーも完備しています。
但し、量には限りがあります。付いてすぐに観光するならばロッカーに預けましょう。
食物アレルギーの人は宿に事前に伝えましょう。事前に宿への要望欄への記入を必ずします。記入欄のない場合は必ずメールをします。返答があるかを必ず確認しましょう。対応していない宿もあります。
定食等の和食膳はアレルギー対応が不可の場合があります。事前に宿に電話して確認しましょう。
食べられる食材があるか、事前にホームページの情報で確認しておく事はとても大切です。食べられない食材を除いてもらうことが出来ても、代替えの品を要求してはいけません。大抵の宿では、代わりに何かを出してくれるかも知れませんが、対応は宿の良心・サービスと心得ましょう。
また、体質が変わり知らずにアレルギーになってる事も多々あります。私は大の卵好きですが、最近ゆで卵がダメになりました。ゆで卵を食べると、吐き気がするようになったのです。それまで毎日のように食べていましたが・・・。卵焼きは大丈夫です。子供の頃から考えて、じんましん等経験があったら、要注意です。旅行をする方は、事前にアレルギー検査をしておくと安心です。
旅行には不要と思う物も持参する事があります。
携帯用手回し懐中電灯。傷バン。風薬・頭痛薬。メモ帳・筆記用具。体温計。
必須な物は、保険証、携帯電話(家族電話名簿等)、旅行日程表、宿の住所・電話番号、旅行ガイド(情報誌)、毎日飲む薬、
毎日飲む薬は非常に重要で、一日忘れただけでは問題はありませんが、二日以上の長期にわたる場合、薬を持参するのを忘れたら、引き返しても持ってくる必要があります。私の主治医の話だと、二日飲まないでで死んだ人がいると聞きました。極端な例ですが、備えあれば憂いなしです。
⑦体調は万全に。
出発前ならキャンセルも出来ますが、旅行先で具合が悪くなったら最悪です。誰が具合悪くなっても、旅行は残念なものになります。私は、40年ぐらい前に宇佐美の海水浴場に行き、自前の昼食弁当・ウインナーに当たり大変な目にあいました。死にかけました。
宿の食事は一切取れず、気力で車を運転して帰ったのですが、帰宅後トイレに入って腰が抜けました。自家中毒ですが、もったいないと残ったウインナーを食べたのは私だけ。海水浴に自前の弁当は危険かも知れませんね。
後は数年前、京都旅行当日にキャンセルしました。前日の夜から下痢が始まり、一日中トイレに駆け込んで、とうとう朝五時に諦めました。行ったら大変なことになってましたね。どうも、前日の昼休みに食べた韓国料理のイカが犯人のようです。夕食は家内も当然食べていますから、夕食ではありません。
二泊の予定でしたが、一軒の旅館は電話したらキャンセルに快諾、キャンセル料も取りませんでした、お大事にとの言葉も頂きました。もう一軒のホテルは、しっかりと請求が来ました・・・。もちろん、機会があったらその旅館には行かなくてはと思っています。
風邪をひいてたら、旅行は止めた方が良いです。旅行先には沢山人がいる訳ですから、遠慮しましょう。
私は数か月前の予約はしません。体調がどうなるか分からないからです。計画を立てるのが一か月から二か月前。
予約は二週間前ぐらいです。場合によっては数日前もありますし、前日もあります。体調が良い時に行くのです。
決して行き当たりばったりの旅行ではありません。計画は事前に立てているのです。
宿の名前や情報は、暗記するほどに頭に入っています。
⑧事前に情報を確認。
宿に付いたら、風呂が改装中だったとか、露天風呂が工事中とか一部の設備が改装や修理で使えなくなってることがあります。これはもう残念な事になります。風呂の場合は、男女の風呂を調整したり、姉妹館の入浴を勧められる事もあります。
プール等も同様です。営業していない事もあります。
建物自体が改修の事もあります。リニューアルにより部屋が新しくなってる場合もあります。ただ、全面改装には時間もかかるので残念な部屋に当たる事もあります。
姉妹館がある場合、姉妹間の風呂が利用できる場合があります。自由に入れる場合もありますが、利用券や利用プランが必要な事もあります。ウオミサキホテルは、ホテル大野屋のローマ風呂が利用できる利用券付のプランがあります。
かんぽの宿は本館・別館の風呂が両方利用できます。大月ホテル和風館は、ホテルミクラスの風呂利用券付のプランがあります。アカオロイヤルウイングの宿泊者は、ホテルニューアカオの風呂を利用できます。渡り廊下があり、自由に行き来できます。花火大会の時は、アカオロイヤルウイングの宿泊者はホテルニューアカオのロビーで花火を鑑賞することが出来ます。
宿泊者無料の、ハーブ園入場券が付きます。
伊東ですが、ハトヤホテルとサンハトヤは送迎バスが相互にあり、サンハトヤの海底温泉、露天風呂を利用できます。
ハトヤホテルには露天風呂が無いので便利です。