一見良さそうに見えるが600万画素は非力だ。24インチ画面では甘い画面で、ああこれが600万画素だったんだと思わせる。
画素が少ないので色のりは良い。大画面では撮影時のような感動はまるでない。
この時点でフイルムに負けておりA4が限界かなと思う所以である。
色数が多いとこのサイズでも解像度は不足する。しかしD100の写りは非常に安定している。
今時のカメラのシャープさには到底及ばないが、ほっとするような柔らかさがある。これはネガフイルムにも通じる物だと思う。どこまでも物足りない・・・。しかし悪くもない。
不思議な感覚の写真なのだ。
D100はいい味出している。露出も適正で言うこともない。600万画素としてはやはり最高のカメラであったと思う。
このサイズではなかなかに良い描写である。色のりも良く、夕方の感じが出ている。
やはり樹木に解像度が及ばない。しかし安定した写り。ただ空は飛んでしまっている。色のりは非常に良い。解像度は限界で、路面がのっぺりとしてしまう。
これも年月の比較写真になってしまった。空の色が転んでいる。
D800はこれも一見してわかるように色が浅い。しかし目に見た感じに近いとも言える。
このサイズだとD100より少しだけ解像度が良いのかなと言う感じだが、24インチで見るとその高精細さに愕然とする。
D100は拡大するほどにがっかりし、D800は拡大するほどに感動するのだ。
もうこのサイズでいいと言うのであればD100の600万画素でも使えるし、A4以上にプリントするならD800以外考えられない。その位違うのだ。
6年の歳月を感じる場面である。レンズはAF24-120mm。レンズに歪曲が目立つがこのレンズはすこぶるシャープに写る。重いのが難点だがスナップには欠かせないレンズである。左のマンションのタイルなど実に細かく描写する。
どこか優等生すぎて疲れるかもしれない。でも高画素とはそういうものなのだ。
引いたのと強い日差しで飛んでしまったが、残らず記録しようとするプロ用のカメラの技である。
リニューアルしたんだ・・・。6年の歳月を感じる。
やはりどこからどこまでも鮮明な描写である。歪曲は気になるが手軽に24mm短が使えるのは便利だ。14-24mmなどは、その大きさから持ち出すのも考えてしまう。良く補正された単焦点レンズなら言うこともないが、路上でのレンズ交換はご法度なので(ゴミが付きやすい)ズームは離せない
日差しが強く普通のカメラでは黒潰れになる場面だがそうはならない。しかも空の青もそれなりに出ている。
この場合は画素の多さが功を奏している。何度も言うが、すべて描写するのはプロ用機の技である。このレンズは歪曲が目立つ。しかし描写はなかなかに優秀だ。路面のぶつぶつまで克明に描写している。
6年の歳月を過ぎて建物は廃墟と化してしまったようだ。枯れてしまった蔦がいっそう侘しさを募らせる。
カメラの本質は・・・、そう、記録することである。
ホンちゃんの記録カメラ、それがD800である。
妥協なく残らず記録する、そういうカメラでもある。