暫くぶりのテストです。
D100でレポートした時以来です。今回はD90に装着しての描写チェックです。
絞りF5.6。1/160秒。曇天。ガラス戸の奥のパンチングメタルがわかる。手前の木にはピントが来ておらず、
ピントは壁面にあるようです。D90とF1.4の組み合わせは、このようなマニュアルレンズでは非常に厳しい。
やはりやや暗くざらついた、マニュアルカメラのフォーカシングスクリーンで撮るべきなのでしょう
絞りF5.6。1/160秒。曇天。マイナス0.5補正。
当然のことですが歪曲、色収差とも少ない。APS-Cだと75mm相当となり、準望遠となります。
よってボケは大きい。やはり35-70mmなどと比するとやや線が細い描写となります。
下は2008年11月D100で撮影したものです。同じレンズとは思えない描写。
線が太く力強いが、600万画素の限界と言っても良いでしょう。
D100。マニュアル露出。1/500秒。晴天。
1974年11月発売の比較的新しい世代の標準レンズです。とは言えど36年も前ですが。
5群7枚構成。最短撮影距離45cm。発売時価格は\34,000。この1974年にカメラの発売はなく、
翌年1975年にニコマートFT2が発売されています。
1972年発売のニッコールSオート50mmF1.4(C)の改良版でニューとなったわけです。
その後1976年に6群7枚のニューニッコール50mmF1.4Sで改良発売されます。
そして1977年非AiレンズはAi化により姿を消します。
50mmと言ってもかなりの年月連綿と続いてきたわけですから、写真家には絶対に外せないレンズなのです。
ニコマートにはやや大きすぎるレンズですが、F3やF4にはバランスが良い。
まあ、F4にはF1.2ぐらいの大玉が丁度良いかもしれませんね。