レンズうを買ってまずすることは、テスト撮影。
そんでもって、あれこれ描写を評価する。まあ、ここまでは正しいと言えば正しい。
今時はデジタルなので、ぱぱっと撮って直ぐに見られるから評価も早い。
おまけに、ほれモニターが大きくなってやたらと拡大するじゃろ。
24インチだとA3以上の画面なのだが拡大するから数メートルの写真を虫眼鏡で見ている状態になる。
異常以外の何物でもない。プリントもしないくせにのう。
あははははわしも同じじゃ。
広角レンズは周辺が厳しい。どれだけ厳しいかというと。まず当たり前には写らない。
これ、当たり前である。常識。大体にして、上下左右の光をレンズでねじ曲げて取り込んでいるのだ。
平坦に写るのがおかしい。周辺は流れるのが当たり前なのじゃ。あたぼうよ。
それでは困るってか。そうじゃのう、そこがメーカーの辛いところよ。
しかして、市場には設計者が苦労の末に製品化した商品が並ぶ。
レンズ構成図を見ると、大体レンズの写りは解るものじゃ。
同時に設計者の苦労も解る筈じゃのう。
参考に、代表的なニコンのレンズ構成図を載せておく。
広角の場合、前玉の口径が小さいと後はかなり小さくなる。こうしないと、レンズがコンパクトにならない。
広角で2.8より明るいのはレンズが厚くなり、前玉も大きくなる。つまり相当大きく重いレンズになるのじゃ。
ニコンの凄いところは、レンズの大きさ・重さをあまり変えずに携帯性に拘ったことじゃろう。
20mmから50mmまでほとんど同じような大きさである。これを実現するのは大変なのじゃ。
レンズの曲面をみてもらいたい。当然ながら広角ほど曲げは大きいのう。少ない枚数でどれだけ収差を押さえ込めるかが、
設計者の真骨頂なのじゃ。
周辺が流れるううううっ、なんて吠えてはいけないのじゃ。ほれ、周辺も押さえ込むにはレンズも巨大で重くなるぞ。
お値段も跳ね上がるのじゃわい。
デジタルもフイルムも平坦なものである。人間の目は球面じゃのう。
しかも人間コンピュータの高速演算処理により収差はゼロじゃわい。
もう、土俵が違うのだよ。
デジタルカメラにおレンズを装着して相性云々言うのは、非常に恥ずかしい。
レンズに収差はあるものだと心得よう。
そして、ながれるうううううっ言う前に腕を磨こうね。あははははは。
レンズ磨くと傷つくぞあははははは。