F5ついでにF4じゃ。
F4はどうも今一人気がないようだが、カメラとしては実に良くできている。
まあ偏に槍玉に挙げられるのは外装のプラスチックじゃろう。またロゴマークにいたってはプリントである。
情けないと嘆くのも解らないでもないが、そんなどうでもよさげなこととは相反して造りはいたって頑丈なのだ。
F90X同様ペンタ部に白い一文字がある。ファインダー内採光窓と言う。大きな特徴で、以後のカメラにはない。
プラスチックボデイをうんぬん言う前に使ってみること。
F4に限らずF90Xもそれ以前のカメラも多くはプラスチックに走った。テカリがどうのこうの言うのは適当ではない。
冬場の金属カメラは使うのが辛い。それだけでもプラボデイはメリットがある。
質感で写真が良く撮れる訳ではない。それが良く解るのもF4だ。
Ai、つまり通常レンズが標準で使えるのはF4が最後でF5は改造しなければ装着はできない。
非常にレンズの選択肢が広い訳だが、VRレンズはVRが動作しない。
手動フイルム巻上げクランクと同軸にISO設定リングがある。
操作性の良いシャッターダイヤルと露出補正ダイヤル。露出補正の値が直読できるのは素晴らしい。
フイルムの巻き戻しはフールセーフ。これもプロ用機の拘りだ。
露出補正ダイヤルと同軸にモード切替レバーがある。あまり使いやすいとは言えないが良くまとまっている。
電源スイッチはロック付き。安全性はプロ用機として必須事項なのだ。
撮影コマ数変更も同軸であり、落ち着いて廻さないと操作を誤る。
逐一確認して設定しなければならないが、それが一番確実な方法であることに間違いはない。
連綿と続くオートフォーカスカメラのフラッグシップはここから始まった。
偶数のFはうんぬんと言う輩がいる。そうなのかも知れないが、それはやはり違うだろう。
マニュアル信奉の時代が永かったのだ。
偶数桁のFもその累計生産年数はじつに永い。最後のFとなった偶数桁のF6は今も生産されている。
たとえフイルムがなくなる日が来ようとも、F4の光跡が消えることはないだろう。
カメラの説明に騙されてはイケナイ。
この項は写真の撮り方を実写で教えておる。
これだけの写真に手間暇掛けているようでは、自然風景もひったくれもない。
無理だから写真は止めた方が良い。
この写真はちょいちょいと向きを変えあっという間に撮り切った。
対角線にバッテンを引いてみると良い。どのような割合で被写体がフレームに入っているかわかるだろう。
微妙に計算されているのがわかるはずだ。
こういうことが無意識のうちに出来なければ、何を撮っても知れている。
なるほどなるほど相変わらず手厳しいのう。あははははは。感心しきりじゃ。
またでたかくそじじい。
なんじゃと?気のせいか。
まあ写真というものは、まず普通に撮れなければ話にならんのじゃね。
それでこのように真っ黒けに焼いておるのか。なるほどのう。またまた感心じゃ。
どこに目が行くのか計算しているんです。
ほほうちょこざいな。たいそうにのう。
だまれハゲじじい。
あひゃひゃひゃひゃひゃたいさん退散。
またじゃよ~い。