あははははこんどはF70じゃ。
知ってたか。持ってないじゃろあははははは、無理もない。
これでF50からF100まで紹介したことになる。
Fの三桁シリーズを土台に展開したのが良くわかるのう。
F50とF70はニコンでありながら、ニコンらしくない革新的なカメラじゃった。
F70は小さなカメラではない。よって28mmなぞは非常にバランスが良くない。
ニコンのカメラのボタン配置は変らないなあ。
何と言ってもファインダーの倍率が高いのが良い。0.77倍とF90X同様にもの凄く広いファインダーの視野をもつ。
視野率は92%と当時の標準的なもの。
じっくり作画するのには最適である。よって初心者には非常に使いにくいだろう。
誰がなんと言おうと、この液晶は斬新だ。文句言う前に使い込むがいい。楽しいカメラではないか。
使えと言っても、もう手にすることは無理だろう。
太目のレンズを付けるとさすがにサマになる。
ここまでのカメラには液晶を保護する盛り上がり、つまりガードがない。
すっきりしていると言えばその通りで、前面のボタン類も使いやすい訳だ。
丸みがあり、どっしりした風体はニコンならではのものだ。
何よりしっかり写真を撮るんだ。たいしたものではないか。シャッター速度やらオートフォーカスの精度、はたまた速度なぞ言うのは根本的に間違っている。そういうのは報道だけで良いのだ。写真家は絵描きと同じ。じっくり撮らなければ良い写真は
撮れない。機械に頼るのは下手の丸出しというものだ。