あひゃひゃひゃひゃ。とうとうF80まで撮ったのじゃ。
お写真で見ると大きさや重さは解らないが、とても小型で軽量なカメラである。
残念ながら塗装の経年劣化が目立つカメラで、中古市場では全く人気がないのじゃ。
しかしそれは外装の塗装だけであり、肝心な性能や他の面はとてもよく出来たかめらなのじゃよ。
F100と同時期の発売なので、こちらは完全な普及機種。F100はちと高いしやや重量もある、そんな人にはピッタリの
カメラなのであった。
やはりボデイが小型なので、28mmレンズですら大きめに見える。あまり重量級のレンズは似合わない。このカメラを提げて街を歩いてもフイルムカメラだと思われることはないだろう。それほど今時のカメラと近似しているのだ。
えーフイルムなのと必ず言われる。
シャッターボタンにレリーズの穴が開いている。このような仕様は最近では珍しくなってしまった。
ペンタ部は直線的で精悍な感じがする。現在まで連綿と続く硬派なイメージのデザインはこの機種やF5、F100によるものだ。
カスタム設定も可能。とても良くできたカメラで異議はない。F100と同時期併売されてきたカメラであり、発売から6年間と長寿命のカメラである。
F100の良さを受け継いで開発されたカメラで基本性能はF100に準ずる。
人間は悲しい動物で、常に良い物を欲しがる。F80を買った人はF100を欲しがるだろうし、F100を買った人は
F5を欲しがる。良い物を持てば良い写真が撮れることは決してないのだけれど、良いものは良いと思い込むのだ。
道具に使い勝手を求めるのが先なのか、道具を使いこなすのが先なのかそれは難しい問題だ。
より良い物を開発するのはメーカーの責務であり良心だろうが、努力をしない写真家もまた多いのだ。
写真が下手なのはカメラのせいではなく、あくまでも自身の技量なのだ。取り違えている御仁が多い。
相変らず手厳しいのう。
わしがあれこれ欲しくなるのは正常なことじゃったのか。なるほどのう納得じゃわい。
おカメラなんか使えんでも良いのじゃ。ほれ飾っておいてもすばらしいぞ。あひゃひゃひゃひゃ。
だまれくそじじい。おめーの出る幕か。
ばか。