撮影時期も天候も焦点域も異なりますが、とりあえず比較写真です。
露出のばらつきは勘弁下され。
テストカメラD90。一部α350。マニュアル露出。無補正。
Ai43-86mmF3.5 ↓
やや歪曲が目立つが、許容範囲。シャープな写りである。↑
Ai25-50mmF4↓
非常にシャープである。歪曲も許容範囲。↑
Ai43-86mmF3.5↓
歪曲はあるが意外と頑張っている。描写は非常にシャープ。↑
ミノルタ75-300mm初期型(参考)↓
やはりミノルタレンズは違う。歪曲は大変に少ない。非常にシャープ。↑
Ai135mmF3.5↓
息を呑むほどに非常にシャープである。↑
Ai25-50mmF4↓
25ミリという広角でありながら歪曲は目立たない。
シャープであり、安定感のある素晴らしい描写。↑
ミノルタ75-300mm初期型(参考)↓
シャープであり、歪曲もそれほど感じない。色はやや浅く感じる。
Ai35-70mmF3.3-4.5 ↓
やや歪曲があるが、43-86よりは少ない。描写はシャープである。↑
ミノルタ75-300mm初期型(参考)↓
コントラストが低いが、それを除けばシャープな描写である。↑
オートニッコール135mmF2.8↓
やや歪曲が目立つ。
絞り値のせいか他と比べるとやや甘い描写。↑
Ai135mmF3.5↓
さすがに歪曲は少ない。シャープさも問題ない↑。
Ai200mmF4↓
場所が違うがご勘弁。
コントラストもあり、非常にシャープな描写である。
ミノルタ75-300mm初期型(参考)↓
このサイズでは感じないが、もの凄くシャープである。恐らく。テストしたレンズの中でも一番解像感がある。色合いはやや浅い感じがする。↑
シャープさはミノルタレンズ。立体感はニッコールレンズであろうか。ソニーはCCDで素子が異なるし、画素数もニコンよりは多い。
シャープだとやや平板な感じの画像になり、やや不自然に感じられるのだろう。ニッコールのオールドレンズ群は、そういう点ではやや甘くも感じられる。しかし、それが人間の目には一番馴染むわけでシャープなのが良いとは言えない面もあり難しい所である。
晴天でシャッタースピードが速いにも拘わらず、拡大すると微妙にぶれているのが現状。よって、最もピントが来ているもののみでの比較である。デジタルの歴史は10年にも満たない。デジタルにも使えるかどうかではなくて、レンズの描写を引き出すことのほうが大切ではないかと考える。フイルムカメラの歴史ははるかに長く、レンズもまたはるかに長い歴史を持っているのだ。これらのレンズはいま少し高画素のカメラで使ってみたい。そう思わせる力があるようだ。歪曲と収差を残しながらも、いま少し鮮明に撮ってみたいものだ。