事あるごとに警鐘を鳴らしているが、デジタル信奉は人類を破滅させる。
これは間違いがないと思っています。いつか来るお約束のようなものです。
便利さというデジタル技術は、不可逆の資産だと思っています。
つまり伝承されず、何かあればそこで途絶えるという意味でもあります。
人類がリセットされるのは、遠い将来のことです。 戦争が世界中に拡大すれば、
その時期は何万年何百万年と早まるでしょう。
どうでも良いと言えばどうでも良いことですが、未来がどうなるかは知りたいとも
思います。
大昔のSFなどを思い起こすと、将来的に人類は宇宙人のようになると言うのが
ほとんどでした。 人間には髪の毛も口も耳すら退化してなくなり、体形は
火星人(古いなあ)のように細く足も貧弱になると描かれました。
今どきのエイリアンと同じですね。 つまり文明が進みすぎると、あらゆるものが
退化しててるてる坊主のようになってしまうというと言う論理です。
そう言う時代には、もはや人類は物を作ることは出来なくなります。
物を作るのは人類ではなく、AIつまりロボットと言うことになるでしょう。
機械がモノを生産し、その機械もまた機械が作ると言う無機質の循環です。
実際、何十年何万年と宇宙空間を旅するようになれば
人間という「カタチ」は全く意味がなくなるのです。
そこまで飛躍しなくても、現在のデジタル偏重の技術は再現が出来ない状態まで
来ています。 人間は機械なくしてICチップは作れません。
文明がリセットされれば、スマホのような機器を作るのに
何万年何千万年も掛かると思います。 文化が存続継承されてもですよ。
何万年たっても動物は人間のように進化できませんでした。
これからも変わることはないでしょう。 それほどに人類は稀有な存在なのです。
アナログからデジタルに代わり、技術は飛躍しました。
しかし、再現のハードルは再現不能状態にまで恐ろしく高くなったのです。
デジタル機器は、故障したら終わりの時代と言っても過言ではありません。。
直せないのです。 交換しか術はありません。
スマホは使えても、中がどうなっているかほとんどの人は知りません。
機器の能力が数百倍進歩した分、数百倍再現が困難になったことを知るべきでしょう。
むしろ、不可逆の時代に突入している事実を知らなければいけません。
槍や鉄砲玉はてはミサイルのように、行ったきりの技術で世の中は溢れています。
最新のデータだと、スマホにはトランジスタが160億個も入っているのだそう。
単機能の補聴器でも4500万個と、想像を絶するほどトランジスタの数は多いのです。
人間が作ろうと思ったら、真空管の時代から始めなくてはいけません。
あり得ないけど、数十階建てのビル全てに真空管を揃えて
原子力並みの発電で対応しないと動作しません。
勿論多くのエネルギーは、熱で消費され
多くの真空管は秒もたたずに交換の憂き目になるでしょう。
真空管は何とか作れるけど、チップは出来ません。 ロボットオンリーです。
デジタル化は二律背反なのです。