文明が高度にAI化すればするほど、
人間は機械なしでは生きられず機械に支配されて生きるようになります。
書籍をチップ化しても、それを開いて見る術もまたAI。
紙は風化しかさばり、いつしか消えていきます。
今ある何をとっても、人間が一から作り出すことは出来ません。
ガソリンが無くなれば、ガソリン車は使えなくなり鉄屑になります。
今我々の身の回りにあるほとんどの物が、そう言う立場にあります。
全て、技術の賜物なのです。
生きているうちには何もないと思っているなら、
それはとんでもない考え違いだと思います。 世紀末は突然に訪れます。
人類が滅亡するのは、数万年後か数千年後か、いや数日後かも知れません。
少なくとも自分が生きているうちは、大丈夫だと思ってますよね。
そうかも知れませんし、そうでなくては困ります。
このコロナ過、人類は危機にさらされました。
克服できる危機もありますが、自滅する危機もあると思います。
何らかのい理由で人類が滅亡。 生き残った人類は、石器時代に戻ってしまいます。
優秀な頭脳の人間が生き残っても、何かを作り出すのは簡単ではありません。
何か一つを作り出すのに数年、いや数千年掛かるかも知れません。
そのような危機から脱するために、
人類は未来に向けてタイムカプセルを埋める必要があるでしょう。
文明の証を知らせるだけではなく、文明の構築方法を収納しなくてはいけません。
そのタイムカプセルは、小さなものではなく巨大なものにしないといけません。
地殻の変動に耐えられる巨大な物が必要でしょう。
ただ、そのタイムカプセルを開けることが出来たとしても、
それは暫くは飾りになってしまう事でしょう。
滅亡後の新人類が、過去の文明というものを理解し利用できるようになるのは
それもまた気が遠くなるような時間が掛かることでしょう。
数千年数万年後、
人類はレガシーを理解し読み解き新たな文明を構築していることでしょう。
歴史は繰り返すと言います。
道端に転がっている石ころが、スマホになって利用できるには
気が遠くなる人類の努力と時間が必要なのです。
命の短い人類には千年万年はとてつもなく長い時間ですが、
宇宙ではほんの一瞬でしかありません。
その刹那を、無駄にしてはいけません。
命は受け継がれていくものです。
人類の最終目的は、それだけなのでしょう。
生き物が世代交代するのは、種を絶やさないためではありません。
時空を登るために、生き物は世代交代するのだと考えます。
果てしなく世代交代を繰り返し、
地球が無くなるまで続けられることが目的だと思います。
地球が無くなるまでに、
地球を飛び出し新たな地球を探すように仕向けられているのかも知れません。
人類や生物が生き物のように、地球もまた生きているのです。
その身が終わるまでに、地球の証を残したいのでしょう。
数億年後どこかの惑星ででその種が、新たな生命を生んでいるかもしれません。
そして、新たな人類が誕生しているかも知れません。
永遠に繰り返すのだと思います。
そう考えれば、残念ながら人類は宇宙に一つしかないことにもなります。
宇宙には数えきれない程に高度な文明を持った生命体がいる、
と言うのは実際にはあり得無いのかも知れません。
いや、あったにせよ知ることは永遠に出来ないでしょう。
どんな理由にせよ、人間や生物は生かされています。
生きるように仕向けられています。
この事実は揺らぐことがありません。
文明が発達してロケットが宇宙を飛び交うのも、そう仕向けられているのだと思います。
人類は、次の永住地を探さなければなりません。
それには気の遠くなるほどの時間が掛かりますが、
地球にとっては刹那でしかありません。
地球の寿命も、いつしか途絶えてしまいます。
人類が生き残るために、命を繋いでいくためにそして地球を離れるために
レガシーを無くさないようにしないといけません。
地球は、宇宙に飛立つ英知を教えてくれました。
そのレガシーを受け継いで行かなければならないと思います。
人類同士の、破滅の争いは避けなければいけません。
地球温暖化は、生物を死に至らしめます。 人間は英知でそれを防がなければ
いけません。 未来の人類に継承するもの、それを無くしてはいけません。
数十億年の先、地球や太陽がが老いて消滅する時まで。
数十億年経っても、我々人類が宇宙に向けて放った探査船は飛び続けます。
その人類の証を手にするのは、数十億年経った新たな人類かも知れません。
新たな人類は異端の星で、数十億年前の美しい地球の存在を知るでしょう。