米は通年生産出来ない、年1度(例外で二毛作)しか生産できない際物商品。
新米が出来ても、後は来年まで作られることはない季節商品ですね。
つまりコメが出揃う前に品切れしてしまうと、新米が出てもカラの倉庫は
埋まりません。 まあ、いつまでも米不足が続く所以でしょう。
昨日深夜、親戚から電話がかかってきました。 米ですね。
秋田なら米があると思っての電話でした。 残念ながら米はありません。
弁当を作る家庭にとって、米がないのは死活問題ですよ。
弁当に代替えなんて存在しません。 明日食う米がないとどうなります?
農林水産大臣は知ってか?
昔なら一揆やら騒乱が起きていますよ。 苛政は虎よりも猛しですよねえ。
トイレットペーパーや卵は通年生産商品ですよ。 品切れしても工場が稼働できれば
品切れは解消されます。 米などの際物所品はアウトですね。
牛でも豚でも鳥でもない特異性があります。 野菜はハウスでも作れる。
米はダメなんですよねえ。 だから皆さん買いあさるんですよ。
必然なのですよ。 ぼんくらなもとい優秀な農林水産大臣なら承知の事実。
せんべい業者によると、新米の価格は2倍に高騰しているそうな。
スーパーの弁当売り場も心配ですねえ。 安さが自慢の弁当もどうなることか。
スーパーの弁当も値上げされれば売れなくなり、廃棄の道をたどります。
流通が滞ると言うことは食の悪循環なのですよ。
家は夕食がほとんどスーパーの弁当にしています。 家で米を炊くのは月5日位。
だから2キロも買えば間に合います。 間に合わなければパンですね。
便乗値上げで、米や菓子弁当などが値上げされると怒り心頭になりますよ。
政府は米を備蓄して、しまいには食えない米にして飼料にして売りさばきます。
備蓄米はふんだんにあるのですよ。 その廃棄(=売却)やら購入には年間500憶円近い
税金がかかっているとの事。苛政ですよねえ。
米不足を放っておくと、コメ離れになります。 潤沢に米が流通しても、買われず
消費が出来なくなります。 米は足りているのにさばけないということに。
新米も備蓄をすれば3等米。字余り。