※ 資料は気象庁さまより。
まあ、レベル4の避難指示は誰でも理解出来ます。
その上の「緊急安全確保?」が意味不明かつ理解不能なのです。
レベル5なら、既に避難できる状況をはるかに超えています。
つまり、避難出来なくなってから出されるのですよ。 単なる意味分けです。
目の前の道路が冠水し、堤防が氾濫し命の危険にさらされてから出されます。
ええええええええええええっ。
避難出来なくなってどうしろと?
これが、行政=気象庁なのです。
自治体によっては、レベル重視で5まで発令されないと動かない処もあるかも知れません。
まあ、普通の自治体や住民は避難指示レベルで動くでしょうが。
台風情報を見ていますと、避難場所が続々と開設されています。
でも( )で、自主避難と書かれます。避難指示でも、強制は出来ないのです。
避難所開設しました、来てもいいですよーと言うだけなのです。
残りたい人は、どうぞお気を付けてと言うことなのですね。
目に迫った危険があっても、行政は個人の判断に委ねるしかありません。
日本には避難命令と言うのはありません。 緊急安全確保は苦肉の策なのです。
命令を出すと従わなければならず、罰則も損害補償も生じます。
避難命令と言うのは任意じゃないのです。 強制で、法律がそうさせます。
日本がかつて存在した避難命令をやめたのは、偏に賠償責任のためです。
本来は緊急安全確保レベル5は、避難命令になるべきなのですが考えましたね。
出来るだけ自己責任にしたい。 そう言う意図なのでしょう。
怖いのは、災害というものは突然に起こります。 無予約で来ます。
段階踏んで、なんて存在しないのですよ。 いきなり来る。
だから、住民が屋根の上から救助を求めたりします。
避難が遅いのじゃなくて、自然が早いのです。 行政はいつも手遅れになります。
こういう事、毎度のことで何度でも繰り返します。
行政はそう簡単には動きません。 人員もそうだし、場所もそう。
余程危機感を持って、使命感を持って仕事しないと災害に負けてしまいます。
自治体の担当者たちも、スーパーのおばさんたちも何ら変わりません。
そういう人たちが、地域住民の安全を左右するのです。
過疎になればなるほど、安全な建物は近くに存在しません。
車いす必須の高齢者や移動が困難な人は、レベル3で避難をと呼び掛けていますが
実際は難しいでしょう。 そんなに、人力に余力がある所なんて存在しないですよ。
緊急安全確保?は意味がありません。 統計のための仕分け用語でしょう。
結果レベル5だった、なんてことは許されません。
転ばぬ先の杖、増水氾濫する前に行政は総力挙げて動きましょう。
災害を増やすの減らすも、住民ではありません。
行政です、行政が人の生死を左右します。
どんなに看板掲げても、見なければ知らなければ意味もなし。
行動力に勝る防災は存在しません。