今(29日)ニュースを見たら、大分県に緊急安全確保が発令されていました。
皆さんご存じの通り、緊急安全確保が発令される状態は
避難できる状態ではありません。 避難指示でも難しいかもしれません。
これが気象庁。政府の論理です。
まあ数字だけ見て、大変だぞと思わせるだけ。
無論気象庁は情報伝達機関ですから、情報を開示し避難を促すだけが仕事。
呼びかけしか出来ません。
実際の避難やら対処は、自治体に丸投げになります。
実際問題避難指示が出るような状況は、自治体も危険なことは同じで
後手後手になる原因はこの辺り(=区分け)に生じます。
道路が冠水し、自宅から出られなくなっても「避難指示」なのです。
樹木が倒壊し竜巻が起こって電線がぶら下がっても、変わることはありません。
しかして、緊急安全確保はランク付けにのみ存在します。
おいおい、この状態でどうやって安全確保出来ると?
詰まるに緊急安全確保は避難指示より下、2番目くらいに来るのが相当でしょう。
それなら、緊急安全確保は可能にもなりますよ。
家から出られず、避難も出来ない状況で
「緊急安全確保」は無理以外の何もものでもありません。
安全を確保するのは、自治体でも気象庁でもありません、住民個人なのです。
強制ではなく100%任意なのです。 自治体は気象庁の情報をもとに行動しますから、
平穏な時に避難所を用意することは先ずありません。
指示が発令されたときは、近隣住民以外は避難ができる状態ではなくなっています。
防災と言うよりも、現状傍観に等しいかも知れません。
報道される災害の爪痕は、無力を感じさせるものです。
机上の情報は情報でしかありません、お題目を唱えても災害は回避できません。
こう言うのは、机上の空論と申します。
帯に長しタスキに短しとも。 焼け落ちてからくる消防車とも。
29日発令中の大分県、対象は凡そ4万世帯7万人超えだそうな。
理屈から言ったら、全員避難済みのはず。
住民の皆さんは一体どのように行動されているのでしょうか?
29日
30日
※ ネットより引用しました。
30日になり、避難地域が拡大されました。
埼玉県はいきなりの緊急安全確保、戸惑う人も多いでしょう。
避難指示も拡大されました。 2000万人、一体どうして避難を?
机上の空論が正論な証に、避難所を開設しても一杯になるわけではありません。
動けない人も相当数存在します。 赤ん坊・子供・高齢者・障害者・病人
ペットがいる家庭。など枚挙に暇がありません。
避難所を用意しても、事実は用意だけ。 そこにどうやって行くのかは
避難者の自力に委ねられます。 迷っているうちに、被害はどんどん拡大します。
水なんてあっという間に上がってきます。
道路が10センチも冠水したら、老人子供は歩けませんよ。
道路と用水路の境目は分からなくなります。 暴風雨ならなおさらです。
気象庁のお方は、何をもって避難だとか安全確保だとか言うのか
筆者には全く理解が出来ません。
それって無理だろって思いますよ。 安全な所にいて指示出しだけ。
そのパターン、改善したいでですよねえ。
気象庁の会見より、報道のカメラの映像や視聴者の映像の方がよっぽど役に立ちます。
地震と違うのは、台風や水害はリアルタイムなことです。
進行中なのですよ、考えている暇はありません。
ついでに言うならば、水平避難と垂直避難。
もっともらしいけど、大きな問題があります。
垂直避難で頑丈な建物やビルなどに避難と言ってますが、それって不可能でしょう。
ビルなどは施錠していますし、他人の所有であり敷地。
いくら災害でも、簡単に受け入れて開放して避難させてくてるとでも?
ありえませんよ。 絶対に無理です。 他所には入れません。
そう言うシステムもないし、共有化も共存の論議も同意もされていないはずです。
壊滅的な津波の到来ならいざ知らず、台風などの避難に使えると考える方が
幼稚で無知です。
物事には責任が生じますし、その責任の所在が明確ではありません。
もう一つ言うならば、都市部ならいざ知らず多くの住宅地には
頑丈そうな建物はありません。田舎ならなおさらです。
深夜早朝など、どうしてそういう所に避難を求めることができるのか
教えて欲しいくらいです。 自治体はそうい言う協定やら協力をしているのか否か。
公的機関、学校や公民館なども近くにあるとは限りません。
何度も言いますが、道路が冠水したらアウトですよ。
大雨のたびに、高齢者が用水路に流されて死んでいます。 知ってか?