アルテックA-7、、、、、。おおっ新型デジタルカメラか。それにしてはどこかで聞いたような、、、、、、。
そう
カメラではありません。
アルテック社のシアター用スピーカーシステムのことです、はい。
(実際はスタジオ用モニタースピーカーなんですが)
なーんでか。
むかしむかしのそのむかし。tokyoがオーディオマニアであった頃。アルテックのスピーカーシステムA-7は
マニア垂涎のスピーカーシステムでありました。ちょっと大きいよ。
だもんで
四畳半にははいりませんよ。というより廻りから総スカンを食らいますな。
38センチのウーファーにホーンドライバーでクロスオーバー周波数もやたらと低いシステムなんだけれど
この音は凄かった。
いや、誤解のないように言うけど持っていた訳ではありません。良く聴きに行ってただけです、はい。
その音はじつにナチュラルで、
ボーカルなんか聞くと真ん中に人が浮かび上がるのです。見えないのにそこに確かに歌っている人がいる。
もう何十年も経つけど、いまだにそのように再現するスピーカーには出会ったことがありません。
tokyoは世界一ローコストで高忠実度再生を試みようとしていろいろ苦労してましたなあ。四畳半や三畳で。
あはははは。本当です。
ボックスは20ミリ合板で自作。各スピーカー用ネットワークも自作。コイルも全て手巻きで自作でした。
これは左チャンネル用で右用はボックスを4個並べた左右が全く異なるシステムでありました。
すべてスピーカーは単体で秋葉原で購入しました。
もちろん
三畳や四畳半の前面はスピーカーで埋め尽くされたようなモノで、
音を出すと大家さんがすっ飛んできました。
それで引越しを余技さなくされたりと、、、、、、。
まあひどい数十年前の学生時代でありました。
言い遅れました。
当時のオーディオシステムですね。
アンプ:ソニー、サンスイ、テクニクス
レコードプレーヤー:ソニー
カートリッジ:テクニクス、オーディオテクニカ
カセットデッキ:ソニー
オープンリールデッキ:ソニー、のちにティアック
ヘッドホン:ナショナル、ソニー、のちにスタックスコンデンサーヘッドホン
チューナー:ソニーST-5130
PCMレコーダー:ソニー
マイクロホン:ソニーエレクトレットコンデンサーマイクロホン
まあこんな布陣でありました。
でも熱心に音楽を聴いているかというとそうではなく
漫画家になるべくせっせと漫画を書いて、
プロボウラーになるべくせっせとボウリングの練習に勤しんでいたのは言うまでもありません。
あはははは
まあここまでの話だと写真とは全く縁がないように思えますな。
オーディオというものは音を出さなければ意味のないもので、
大きな音を出せない状況が続くと鑑賞はもっぱらヘッドホンとなります。
そんな頃出たのが
ビデオつまりVHSの出現です。
当時はビデオもオープンリールでありVHSの出現は驚きでありました。
そしてまもなく、VHSカメラとポータブルレコーダーをセットで購入。
なんと我が家ではポータブルが先であり、テレビは別売のチューナーユニットで録画をしていたのです。
あはははは
それから映像オンリーになったわけですな。めでたしめでたし。
アルテックA-7が現在でどれだけ生き残っているかは知りませんし、
設計の新しい現在のスピーカーシステムの方がより優れた音を出すことでしょう。
しかしデジタル時代の録音がアナログ時代の録音を超えたかと言うと
数値上としか言えないこともあるでしょう。
高忠実度再生や再現の難しさは
無限ループのように終わることがありません。