カシオQV3500EXは2001年発売のカメラで、330万画素は当時としてはもちろん最高のスペックのカメラです。デジタル一眼は540万画素程度のD1Xが出るかでないか位の時で、キヤノンのD30も320万画素程度だった時代です。もちろんセンサーのサイズはまるで違うわけで、これは今となんら変わりません。
QV3500EXはその大降りでスマートでないルックスから、そう売れなかったのではと推測されます。
しかし、当時のカメラとしては非常に真面目にオーソドックスに作られたカメラで使っていても信頼度が高いカメラだと思っています。600万画素のQVR61も使いましたが、イマイチ馴染めません。確かに画素は多いのですが、画質はQV3500EXに及ばないように思います。
QV3500EXは6年前の高画質機ですから、それなりに写らなければ意味がないのですがさすがに堂々と写ってくれます。レンズの制約はありますが並の一眼レフでも中々こうは写らないはずです。
実はオールドコンデジとの徘徊も、ここに目的があります。
●作品は一眼レフカメラでなくとも創れること。
●低画素のカメラでも作品になること。
●何処にでも作品の素材はあること。
解っているようで解らないのが事実です。東京写真の写真は撮れそうで、恐らく絶対撮れないだろう写真とtokyoは思っています。
そんな撮れそうで撮れない写真を撮りにtokyoはまた街に向かいます。
東京写真を撮るために、
そして
東京写真を残すために。