どうやら息子がニコンD300を買ったらしいノデス。送られた画像を見る限りかなりコントラストの強い絵で、これは好みの分かれるところかも知れません。
それはそうとして、また意味も無く量販店に行ってしまった。相変わらずあれこれ弄り回して各社の動向を覗う。
見れば見るほどオリンパスのE3は素晴らしい。コンデジで見慣れた四角い映像がぐっと迫ってくるのです。しかし感激はそこまでで、高級レンズの価格と重さと大きさには驚きが押し寄せる事となります。
キヤノンのEOS1DMarkⅢはさすがに素晴らしい。タイプHの撮像子は実質他にはありません。
EOS5Dはフルサイズとはいえプロ用機ではありません。そういえど大きさと重さ以外は40Dにかなり遅れをとっています。
おそらくEOS5DMarkⅡとして、3インチモニターとライブビューを引っさげ近々にデビューする事なのでしょうか。
相変わらずソニーのα700は元気がない。しかしアルファ100を触る人は結構多い。
シグマはほとんどの人が素通り。
シグマってカメラも出してるのねぐらいの認識なのでしょうか。実際覗いてみても格別ファインダーが明るい訳でもなく、特別広い訳でもない。動作もいまいち俊敏とは言いがたい。
カメラの道具としての性能や造りは明らかにカメラメーカーにはかなわない現状があります。
しかし、写りの面では立場が逆転することもあります。
量販店にきてカメラを触っている多くの人たちは、シグマの画像の素晴らしさを知らないと思います。
シグマの一眼レフの画像を凌ぐカメラはそう多くはありません。
またそれは同時にシグマのレンズの凄さをも証明することになります。
フォビオンセンサーを採用してから、シグマのレンズは飛躍的に良くなりました。ほとんどのカメラマンはこの事実を知りません。ニコンやキヤノンにとって隠れた脅威であることは間違いありません。ローパスフィルターの除去は必須問題なのです。
ただ、「撮って見る」いわゆる「撮って出し」の映像では現状各社機にはかないません。レタッチは必要悪ですからカメラはそういう方向に進まなくてはダメなのです。
シグマのフォビオン採用のコンパクトカメラがなかなか発売されないのも、障害が多いためと推測されます。
どんなに優れた一眼レフカメラが発売されても、いつも心の隅にはシグマのカメラが潜んでいて
それを排除することはできません。
シグマの撮像素子は1400万総画素、実質はその1/3の実画素しかありません。しかし多くのカメラはこの撮像素子の解像力を凌ぐことは困難なのです。
風景写真を見るとき、時間を忘れて見入ってしまう・・・。そんなパワーが存在します。
残念ながら、シグマのカメラ以外この感動は味わうことはできません。
カメラありき?
写真ありき?
東京写真の旅は続きます。