買い物かごにすんなり収まる。 場所を取らない。
まあ、消費者にとってはそれだけでしか意味がない。 田舎は戸建てが多く収納には事欠
かないし、買い物かごに収まりやすいのも(=その場だけ)一時のことでしょう。
メーカー側の恩恵は、大きいのは流通コストでしょう。 スーパーなどでも陳列場所には
多少良いかも知れません。 まあ、陳列場所取らないは売る側の勝手。
群集心理と言うのが存在して、山積みじゃないと購入意識は沸きません。
スーパーが商品の補充に力を入れるのはそのためです。 米騒動じゃないけど、スカスカ
は厳禁なのです。消費者にそっぽを向かれてしまいます。
2倍まき3倍まき?でも、好んで買わないですよ、定番は12ロールだから。
わが家が良く行くスーパーは、12ロールを廃止したメーカー品を主に売り出しをします。
メーカーの肩を持つようで、そう言うのはあまり気分の良いものではありません。
何故12ロールなのかを論ずるには、人間の考えや習慣まで踏み込まなければいけません。
オーディオ2でも述べていますが、CDが無くならないのは理由があります。
またMDが姿を消したのは理由があります。 もっと言えば、人間のサイズが1.5メートル
から1.8メートルなのにも理由があります。 避けられない理由があります。
12ロールから脱却するのは、消費者のため?ではありません。 それは屁理屈。
人間の心理を考えていないのです。 3倍まきの場合1パックは4ロール。
1個セットすれば残は3個。 2個セットすれば残は2個です。 小学生並みの算数です。
人間の心理は「残りすくないなあ」と感じます。 それが普通です。
いやいやいや3倍まきだから75メートルだから、残りは何メートルなんて知りようも
知ることも不可能です。 心理学的には、残り少ないから買わないとと言う強迫観念に
かられるかも知れません。 エコの代わりに生ずるのがそういう心理なのです。
一人が一週間や一か月に使用する個数は決まっています。 人が認知するのは、パックの
ビニール袋に印刷された75メートルの文字ではありません。 見える個数です。
つまり12ロールは先が読めて、3倍まきの4ロールは先が読めません。
残りが少ないと言う、不安しか生じないのですよ。
モノには適正な大きさや量が存在しています。 水やお茶、家庭で飲むなら重くても
2リットルを買いますよ。 いやいやいやケースで買っちゃう?。
酒やビールもそうと違いますか? 小さければ、無駄に瓶やら缶が増えますよ。
トイレットペーパーは消えるものだから、そうはならないけど不安だけが増しますね。
家は2階建てでトイレットペーパーのホルダーは4個。 つまり4個パックだと、それでお
しまい。 在庫なしでいつまで持つのか、そりゃあ不安になりますよ。
それで余計に予備を買ったなら、メーカーの思うつぼじゃありませんか。
倍まきは薄く作られています。 実際の長さは変わらなくても違ってきます。
人と言うものは習慣で生存しています。 2倍まき3倍まきでも、使う量は変わらないはず
です。 つまり薄いが為に使いすぎてしまう(=従来ロールと同じ)のでしょうね。
あっという間に、4ロール消えますね。 取り替える頻度は変わりません。焦りますよ。
残り何メートルかなんて考えながら拭きますか? いやいやいや落ち着きませんねえ。
各製紙メーカー様、どうぞ人間の心理まで踏み込んで製造販売頂きますよう
お願いいたします。
因みに当家では、1週間から2週間かけて1年分のトイレットペーパーやティッシュペーパ
ーを一個づつ買い備蓄しています。つまりその後は、1年位買う必要がないのです。
売り出し品は4個ロールか8個ロールのみ、嫌でも買わざるを得ません。
なので、ストックはほとんどが8個ロール、4個ロールは4個。
ネットで調べたら、倍まきロールはそれほど売れていないらしい。
トイレットペーパーに限らず、ティッシュペーパーも同様な事態が起きています。
軽薄短小の製品が売られています。 ティッシュペーパーはトイレットペーパーと
使い方が違うので、コンパクトなものでも買います。 横幅は広いいほど、使用時には
大きくても無駄になりますから。
ただ5個パックが3個パックになった商品は、買いませんねセールでも。
それこそ、とっかえひっかえが煩わしい。在庫は見える形でこそ在庫だと思いますから。