35ミリの時代は終わったと実感しています。
個人的にキヤノンの曲線的なデザインは好きではなく、デザインだけでニコン党になったと言っても過言ではありません。デジタル時代になってもそのデザインの傾向は変わることは無いようです。
まあ5Dの作例は色々と見ましたが、正直言ってしっくり来ません。キヤノンのレンズの味なのですね。
なめらかで繊細で柔らかな描写。良く言えば緻密な描写・・・、言い方を変えるとチョッと神経質な描写にも感じられます。これは銀塩時代の画像を見た時にも同様に感じました。
対するニコンはコントラストが強く線の太いような感じを持ちました。勿論これはtokyo個人の感覚であり、そうでないと言われても否定はできません。引き伸ばし機のレンズもニコンなのですが、そういう傾向はやはり感じます。
新製品・新機能の製品が出てそれが自分の使っているメーカーと違う場合、悔しく思い鞍替えを考える事があります。35ミリフルサイズについてはまさにそうでした。そうしなかったのは有難い事に価格が非常に高かったからです。35ミリフルサイズデジタルと言えばキヤノンしかありませんでしたので、中古が買える値段まで下がるのを待つのが良いかなと・・・。残念ながら万年貧乏のtokyoには、現在でも中古で30万円近くする5Dはとても手が届く価格ではありませんが。まあイソップ童話のごとく、あの丸みがどうもとかレンズも高いしとか難癖を付けて納得させている次第なのです。
その癖量販店に行けば手に持ちファインダーを覗き、「むむっ、いいなあこれがほんとのカメラだよなぁ」などと不覚にも呟いてしまうのです。そしてニコン党の癖にしっかりとレンズのカタログをゲットし、隅々までチェックをするのです。「ああっ、これはニコンよりいい」などと口走る事は・・・・。tokyoは大学で鉱物も専攻しましたので、「蛍石」などとけしからんレンズには飛びぬけて敏感なのです。欲しいけど買えないなあなどと、キヤノン党でもないのに呟いてしまうのです。
勤めがら銀座にいますが、銀座4丁目の交差点で外人さんがぶら提げているデジタル一眼レフカメラは tokyoの遭遇の数だけに限定して言うと、ニコンが多いです。但し、アジア系を除きます。最近ではD200を良く見かけます。
画質としてはシグマにとても惹かれます。しかし、フルサイズ35ミリの画質やレンズ資源の利用が可能な事などを考えると迷ってしまいます。
ニコン党、と言ってもとりあえずニコン党なのでしょうか。時代の流れは個人の心を揺さぶります。
数年後tokyoの首からぶら提げているカメラはニコンでしょうか・・・それとも。