HiFiと言っても今の若い人はピンとこないでしょう。
ハイ-フィディリィティ(HIGHーFIDELITEY)、、、、、つまりハイファイと言うことです。
直訳して高忠実度と言う。
じつは
これがソニーのモットーだったことを知っていますか。
いまから数十年前、オーディオフェア会場でソニーはカセットテープで、ある実験を大々的に行った。
それは
レコードとカセットデッキのすり替え実験というやつだ。
知っている人もいるでしょう。
壇上にずらりと並べた大型スピーカーから大音響でクラシックが流れる。
その瞬間
音は少しも変らず、
サーっというノイズだけが増えた。おおっという歓声があちこちから上がった。
テープスピードが4.75センチ/毎秒という超低速のカセットデッキの可能性が弾けた瞬間であった。
その瞬間から
カセットデッキは不動の地位を得、かの有名なウォークマンのヒットへと進んでいく。
すべての原点はHi-Fiである。
それは音楽でも映像でも少しも変る事はありません。
例えば音源収録のコンデンサーマイクロホン、そしてエレクトレットコンデンサーマイクロホンなど
ハイ-フィディリィティといえば紛れもなくソニーなのです。
この精神は少なくともα900などの高級機には間違いなく受け継がれていると感じます。
ノイズを消すことはある意味オリジナルを大幅にいじることになる。
ナチュラリティを重視するのか
化粧であばたを消すのか、もうあなたにはこの選択肢の行方は知っているでしょう。
本当に美しい人は化粧が目立ちません。
それは誰でもが解ることです。
虚飾を廃したオーソドックスな表現、これこそHi-Fiの世界
高忠実度の世界なのでしょう。
ソニーは
各社の中でもっともそこに近い絵を出すメーカーではないかと思っています。
いや、
そうあらねばならないでしょう。
ソニーは
その卓越したスタンスと
すぐれた訴求心から
多くの少年をとりこにしました。
時代を背負う事、、、、、、
それはソニーだから要求され期待される
責務なのです