フローライトレンズ・・・何と言う美しい響きのレンズでしょう。
フローライトとは「蛍石」の事を言います。柔らかな素材ですが低分散の性質により透明な物は色収差を除去するために他の屈折率を持つレンズと合わせて利用します。望遠レンズに使うような大きな物は人工結晶により製造されます。この蛍石の人工結晶化はキヤノンが開発し、キヤノンの製品でしか見ることはできません。
色にじみはシャープさを損ねますから、レンズの仕様はとても大切な事になります。ED,SD,UDなど色々なレンズが造られていますが、蛍石には及ばないとされています。
300ミリF2.8などはその明るさから、少しでもシャッターを稼ごうとするプロには必須の装備でした。レンズが明るいと言うのはそれこそが本来なのですが、重さも価格も比例しますので一般的ではありません。
ただF4クラスのズームならば単焦点レンズよりもかなり安くなります。
ニコン派のtokyoですが、キヤノンのフローライトレンズだけは本当に欲しいと思うのデス。キヤノンは観音さまなのですからそれを信奉する者にはあまねく享受をアタエナケレバナリマセン。
そーすればこの高価なレンズも広く受け入れられ、キヤノンももーかるのです。
めでたしめでたし。