そろそろと思っていたペンタックスがとうとう新機種を発表しました。K20Dです。
1220万画素と思ってましたが、さすがに高級機は競争が激しい。一歩先を行く高画素化は妥当な選択でしょう。価格も15万円弱と割安感があります。
ペンタックスが自前でセンサーを製造することはないと思いますから、次に来るのは恐らくソニーでしょう。
ソニーはフラッグシップ機の発売前に、どうやらこのあたりのセンサーを使用する気配がしますね。
そうすればα900(推定)の撮像素子は2000万画素オーバー?と言うのは納得します。
キヤノンのEOS kissX2が1220万画素で3インチモニターと来ました。対するニコンが1200万画素クラスのエントリー機を発売するのは時間の問題でしょう。
ペンタックス発表のデータ(参考)
K20D
CMOS:1460万画素(サムスン製)
液晶:2.7インチ
シャッター速度:1/4000~30秒
ペンタプリズム:視野率95%
手ぶれ補正:内臓
記録媒体:SDカード/SDHCカード
ライブビュー
防塵・防滴構造
感度:ISO100~3200
800グラム
K200D
CCD:1020万画素
液晶:2.7インチ
シャッター速度:1/4000~30秒
ペンタミラー:視野率95%
手ぶれ補正:内臓
記録媒体:SDカード/SDHCカード
防塵・防滴構造(クラス初)
725グラム
作例を見る限りでは、現在のペンタックスの延長線上にある絵作りと感じました。
シャープで鮮やかな画像ですがエッジなどハイライトにパープルフリンジが出ておりレンズも含め画像の仕上げにはやや未完成な感じもあります。
発売までに改善を期待しましょう。
ペンタックスが高性能機を出したことで、ペンタックスユーザーは安心してそちらに流れますから他社はまた厳しい状況になってくると考えられます。
同時期発表のキヤノンローエンド機が大幅に性能アップして登場しました。
キヤノン発表のデータ(参考)
キヤノンEOSkissX2
CMOS:1220万画素
液晶:3インチ
シャッター速度:1/4000~30秒
ペンタミラー:視野率95%
手ぶれ補正:なし キットレンズに4段分の手ぶれ補正を内臓
記録媒体:SDカード/SDHCカード
ライブビュー
感度:ISO100~1600
475グラム
このスペックならプロのサブ機としても使えるでしょう。軽くて性能が良い。
液晶が大きいのは特筆ものです。いままでさんざん液晶等他社に後塵を浴びていたEOSkissでしたが、今回は完全にトップに立ちました。
カメラを売るのに必要な事ははカメラ好きな人に支持されること、そして初心者をカメラ好きにさせることです。
簡単・高画質は必須条件なのです。(プロもベテランも本当はそう思っている)
感性は持続しませんから素早い反応が必要なのです。
コンパクトカメラは高性能になりましたが、恐らくユーザーは満足していないと思います。
なぜならばコンデジの出来上がりとユーザーの思惑にはかなりのズレがあるからです。ヒントは液晶パネルを見て腕を伸ばして(顔から離して)撮影する方法にあります。
手ぶれの問題ではありません。この心理状態については次回に・・・。