当サイトにも勿論著作権はあります。
しかし、こんなに厄介で嫌な権利はアマチュア写真家にとっては決して歓迎されるものではありません。
じゃあ東京写真のサイトは、著作権を掲げていておかしいぞと思われるかも知れません。
これは二律背反の典型です。
写真は広く知って貰いたいが、全ての人達が友好的である保障は何処にもありません。さもしいかな、それで自衛をするのです。プロは写真を売って生きているのですから、自体はもっと深刻です。
著作権は自分が発するものだからまだ良いとしても、肖像権は本当に厄介です。
全ての人間には自身を防衛する権利が与えられています。
許可なく人物を撮影もできませんし、勿論発表もできない。それらは親告罪だからいつ訴えられるか知れない恐怖は、写真家には付いて回ります。
建物や広告物、看板など権利を盾に撮影は阻害されます。ビルにカメラを向けると、一眼レフや写真家風の井出達をしているとすぐに警備員が飛んできます。「撮影許可を取ってください!」とね。
誰がそんなことをするかいなと心底思います。しかし、確かに著名なビルや大きなビルは景観をお金を掛けて構築しているので、強いのですなぁ。
繁華街などの町並みを撮影していても駄目です。
おばさんが何処からともなく出現し、写真撮っちゃ駄目だよと言われます。まあ、建物でも町並みでも、写真家はことごとく非難の嵐に晒されます。
東京写真は路地裏写真をテーマとしています。
街角写真かも知れませんし、巷の風景写真かも知れません。
古い建物はいつか消えていきます。街角もそうでしょう。
しかし、だんだんシャッターは押せなくなって来ています。シャッターの数もそうですが。ホームページだともっと深刻です。やたらな写真は掲載することが出来ないのです。
著作権や肖像権の存在する写真は載せることが出来ません。もちろん、棒引きは誰がする訳でもありませんので、掲載するかどうかは結構迷います。
東京写真のポリシーは都会の原風景ですから、あくまでも写真の中の人物は風景の一部分として考えています。しかし、他人はそうは思わない訳ですから撮影は大変なのです。
三脚は徹底的に嫌われますし、プロはだしのカメラは絶対にいけません。
勿論、路地裏写真についてですが・・・。
ゆっくりきょろきょろはもう全くいけません。スタスタサッサと歩き、パット止まって、パット撮るのです。
世知辛いですなぁ。