全く食べないかほとんど食べずに、写真だけを撮影して帰る客がいると言う。
こう言う輩を客と言うのは正しいかは別として、
お店側にとっては迷惑以外の何物でもありません。
ギブアンドテイクお金を支払えばどうしようと勝手と言う論理は、
大人げなく子供にも劣る考えだと思います。
飲食業は、写真ネタの提供が目的で営業(=提供)をしている分けではありません。
食べないなら来るな、と言うのが本音でしょう。
食べると無くなるから、その前に撮影と言うのとは違います。
スマホの発展は、プロとアマチュア及び素人の境目を曖昧にしてしまいました。
スマホはカメラじゃありません。 カメラ付きの携帯電話です。
カメラ付きの通信機器です、それ以上でもそれ以下でもありません。
またSNSにアップするための小道具でもありません。
便利さが人気を呼び、その世界に入り浸る人たちが増殖する昨今。
フォロワーを増やすために撮影はエスカレートし、
かかる事態が頻発することになってしまいます。
何のことはない、ままごと遊びと同じことですよ。
だから、このような不遜な行為を平気でするようになるのです。
立場が逆で自分が料理人だとして、
同じようなことをされたらどう思うか考えてみなさい。
情けないし腹立たしいし、水でも塩でもぶっかけたくなるでしょうね。
こう言う写真を撮る輩の、
延長線上に我々写真家が存在するというのは何とも苛立たしい気持ちになります。
モラルやマナーの低下はプロ・アマ・素人を問わず
何十年にも渡り問題視されて来ました。
人よりも良い写真を撮りたい、目立ちたい、入選したい等々理由は様々です。
畑や花壇に分け入る。 線路に立ち入る。 撮影のために植物をへし折る。
もう日常茶飯事ですよ。
SNSが台頭し、スマちゃらが蔓延し1億総カメラマンカメラウーマンに。
こう言う輩のすることは、「人の振り見て我が振り直せ」じゃなくて
「人の振り見て真似するぞ」なんですよね。
競争が激しいと振り落とされてしまう。
まともにやったら勝てない。 所詮素人、恥かくのは当然。
フルーツパフェ、確かにクリームや果物が嫌いなカメラ女子も少なくはありません。
けど、食べなくても写真だけは撮ってアップロード?
おいおい、それはないだろうが。
どんな教育受けてきたと思いますよ。
こう言う輩は同じような輩とペアになるでしょうから、
その子も因果応報で同じ轍を踏む子になるやも知れません。
連綿と、悪しき歴史が繰り返されるのです。
写真撮影だけが目的で来店は、切に止めて頂きたい。