個人的には大食い番組は大嫌い。 それがゆえに、そう言う番組に出るタレントも
当然嫌いになる。 嫌いだからそう言う番組は決して見ない。
この論理は大食い番組のみならず、出過ぎの芸人にも同様に。
芸人は芸の場で活動するべき。 昔はそうだった。
テレビにはいやいやいや、コマーシャルには出てもらいたくない。
誰がCMの市民権を与えたんだと思ってしまいますね。
大食い番組を放映すると、かなりの非難があると言う。 当然なのだけれど、
制作側にはその当然さが理解できないようです。 要するに、視聴率が上がればそれでい
い。嫌なら見るなと言う、子供のような考え方。 いやいやいや、子供はそうは思わない
か。 ディレクターも出演者も、生活のために仕事をしているはず。
それは変わらないと思います。 かつてでいえば、いや昭和でいえば道徳やら
倫理やらの範疇なのですね。
物を粗末にしてはいけない。 食べ物を粗末にしてはいけない。
そんな倫理も、そう言う番組には逃げ口があるようで
食材を提供する者もいればそういう行為は無駄をなくする行為だと意味づける。
そうなら屁理屈にしか過ぎません。
毎回スーパーで買い物をしますが、全ての来店客がカゴに溢れるほど買うわけではありま
せん。金額を計算しながら買う人も多いはず。
生活が困窮すると、怖くてスーパーにはいけないと言う事をご存じか?
モノがあふれるスーパーではついつい買いすぎてしまう。
財布の中身と相談しながらの買い物委なんて、楽しくはなくむしろ悲惨。
食えない人がどれだけいるか、よくよく考えて企画したのか問いたい。
食材が余るなら「子ども食堂に」なんて、家内はいつも言っている。
コンビニエンスストアなどでも、消費期限の近いものや過ぎたものは
無駄に廃棄しないような取り組みをしていると聞く。
過食や飽食の時代と思っているならば、
あまりにも考えが自己中心的と言わざるを得ないでしょう。
日本のみならず、諸外国でも同様に飢えている人は山のようにいる。
こう言う番組を良しとするのは、人としてどうなのか。
番組以前の問題だと、私は考える。
同感の人も多いのでは。