30代や40代と違って先は見えているので、整理は必要ですね。
基本、もったいない思考が染みついているので物は捨てない主義。
物は捨てられないけど、収集癖は全くなし。 それが救いと言えば救いかも知れません。
それでも箱の類は捨てないので、空き箱だけが溜まってしまいます。
勿論収集じゃなくて、「もったいない」「いつか使うかも」と言う
意識の現れです。
いつでも捨てられるからとも考えますが、捨てたためしがありません。
ですから邪魔になり、押し入れの奥とか出せそうにない所に入れ込んでしまいます。
いつか使うと言っても、気が付けば5年や10年は経ってたりします。
時間が経っても、後生大事に保管しているので
新しくてやはり捨てるにはもったいないの堂々巡りでお蔵入りになります。
つまり、収集癖は無いので集まるのは空箱などの所謂「ゴミ」ばかりになります。
そのような物じゃなくても、
5年も使わないのなら存在の意味がないので捨てても構わないと言う考えもありますね。
でもこれも考えようで、しょっちゅう使うもの以外のものがたまる訳だから
意味合いが違いますね。
一年に一度しか使わないけど、なければ困るものなんて山ほどあります。
例えばアルバム。 今は紙以外のものが主流だけど、
データは消えたらおしまいでおまけに消えやすく復元は不可能が基本。
だもんで、アルバムは見もしないのに場所をとります。
余りと言うかほとんど見ないので、
重いし大きいしでこれもまた押し入れの奥なんかに入れ込まれてしまいます。
何年も日の目を見ないのもざらだけど、生きた証なのでこれは捨てられないでしょうね。
東日本大震災で、必死に探したのは写真だそうな。
写真だからこそ汚れても手元に戻る。
しかして趣味はどうでしょうか。
例えばオーディオ愛好家。
その部屋にはCDやらレコードが山のように壁面の棚を埋め尽くします。
いつも思うのは、それっていつ聴くのかいなと言う事です。
一日の稼働時間やら年間の稼働時間を考えると。ほぼ不可能な枚数が
あるのが常ですね。 聴くCDやらレコードって決まってますよ。
他は積んであったり並べてるだけ。
つまりコレクションになってしまうのです。
読書家もそうですね。 本は読んだら読みっぱなしで本棚に入れ込むだけ。
本が壁を占拠します。
本屋に行って思うのは、これだけの本どうやって読むのかなと言うことです。
私は基本、本は読まないので買うのは情報誌だけ。
カメラと時計とオーディオ季刊誌と、楽譜ですね。
それ以外は買いません。
そんなものでも何年もすれば結構溜まるので、引っ越し時には厳選して
残りは全て捨てました。
引っ越しして4年ですが、引っ越し前の物がほとんど自室の棚を占めています。
先日そこを整理しましたが、ごみ袋で6袋出ました。
まだまだ捨てても良いものは山とあります。
人間と言うものは、空いたら空いたで埋めようとする本能が働きます。
ですから、捨てすぎるのは良いことではありません。
場所があるならば、それはそれで良しとします。
整理整頓が行き過ぎると、無味乾燥な部屋になってしまいます。
ショールームのような、生活感の欠如した空間になってしまいます。
それは避けたいと思います。
我が家には、植物の鉢植えが沢山あります。
ワイヤーラックなどを買い増しして、大変な量になってしまいました。
これもまた悩みの種です。 しかしこれらは物ではなく生き物なので、
軽々に処分は出来ないのが実情です。
救いは生き物なので、お蔵入りすることは無く手をかけない日もありません。
ですから捨てる捨てないとは別のものと考えます。
命無いものは、取捨選択していこうと考えます。
残された人生に必要なのかどうか、
良く考えて決めていきたいと思います。