ソニーというメーカーは不思議なメーカーです。大会社で超一流なのに、いつも失敗ばかりしている。
どこでも未だ造っていないものをいち早く商品化し、世間を驚かせる。
そんなソニーは私にとって頼りないけど、気が付けばかなりの間お世話になっていた、
最もお気に入りのメーカーでもありました。
今自宅にあるのは、ST-5130というチュナー、PCMデジタルオーディオプロセッサー、EDベータデッキ、密閉型モニターヘッドホン、アナログレコードプレーヤーなど。
過去にはオープンリールテープデッキ、カセットデッキ、カセットデンスケ、真空管式オープンテープデッキ、トリニトロンTV、超小型ラジオ、CDウオークマン、ポータブルラジオ等でしょうか・・・。
PCMデジタルオーディオプロセッサーはVTRにつなげば今でも使用はできます。EDベータは使い倒し分解してしまいました。プレーヤーは動くなぁ・・・。ST-5130は完動品だけど、当時としては音が不満だったと記憶しています。 残念だけど結構ハズレが多く、悩みの種であった記憶も残っています。
エルカセットを出したり、EDベータを出したり・・・、ソニーは他社のやらないことをどんどんやってきました。結果は失敗だったけど、こんな勇気のあるメーカーは当時どこにもなかったように思います。
アンプでも失敗・・・。軽量化に走り、マニアからブーイング。当時、なんで軽量化にこだわるのかと我々は呆れたものでした。アンプは電源と重量なのに・・・と。でも、その失敗をすぐに認め重量級に転換したすばやさは今でも忘れられません。
ひとのまねばかりしていては失敗もないけど、成功もないでしょう。
だけどこの頃ソニーは元気がない。
他社に先をこされてばかり?。がんばれソニー。夢を造って。