中古品は新品より安く購入できるし、年代物は中古でしか入手できない現実もあります。
しかし、中古品導入にはそれなりのリスクも考慮しなければいけません。
中古品には消費期限がある
製品に使われている部品は全て不可逆的なものです。 地球上大気の中で存在する限り、何もせずとも必ず時間とともに劣化します。
オーディオ機器にあるコンデンサ、ゴム類は経年と共に使用不能となります。 コンデンサは特に重要で、これが確実に劣化します。
容量が無くなる(抜ける)だけではなく非常に危険なモノと化します。 フォノプレーヤー、カセットデッキなどゴムのベルト等が使われているものは切れたり伸びたりしてしまいます。 スピーカーに使われているコーン紙の紙やポリウレタンは。穴が開くほどに劣化します。
スピーカーにはネットワークがあり、コンデンサがありますのでこれもまた劣化します。
基本は製造後、良好な状態で10年前後は一つの目安です。 見た目大丈夫そうでも何もせずとも必ず時間とともに劣化する部分があることを忘れてはいけません。
中古は整備済み品を購入する
アンプ等はコンデンサ等を交換して、接点をクリーニングし劣化部品を交換して販売している業者の物を選ぶのが賢明です。
スピーカーはエッジが劣化するので、交換済みの品を、コンデンサも交換済みか確認しましょう。
カセットデッキは、ゴム部品の交換済みでかつオーバーホール済みの物を選びましょう。
オークションで個人のノーメンテナンス品を買われることは、リスクも同時に買うと思いましょう。
最新製品が一番優れている
同価格帯、同一メーカー品ならば、必ずそうなると言っても過言ではありません。
40年前の製品と現在の製品とでは、当然ながら同じ音にはなりません。
全く製法、内容を変えずに同じ仕様で販売しているならば、進歩はありませんので例外となります。