5HH17は各社のスピーカーシステムに採用されましたが、風評で人気が出たわけではありません。
特性に技術者が驚いたと前に述べました。以下の図は筆者が55年ほど前に記した評価書です。 過渡特性やリニアリティ等点数でランク付けをしました、
少ない予算でシステムを構築するためには、どうしてもデータが必要だったのです。
何でもそうですが、高ければ高いほど良いと言うものではありません。それは迷信なのです。
この表を見て可笑しな事実に気が付きました。 評価3番目と4番目が分からないのです。
TOSHVAはTOSHIBAの間違いだろうことは分かります。しかしアイオノフェンとは何でしょうか?
ネットで長時間にわたり、文字を変えて検索したが分からずじまいでした。
別表のリニアリティなどの評価も含め、3項目の評価に全て高評価で記されています。
数値があるので事実でしょうが、他のメモにはその2点は記されていないのです。
これもまた不穏です。
一体アイオノフェンとは何ぞや?またどうしてアイオノフェンと東芝はユニット名が記載されていないのでしょうか?
スペル間違いも考えて、イソフォンかとも思いましたがかけ離れていますね。
1970年頃のツイターデータ。 ユニットの対応は新たに記しました。
過渡特性は5HH17がダントツのトップ。
ずば抜けた音の良さはこの過渡特性だと思います。
記載が同時期なのに、消えた東芝(過渡特性337)とアイオノフェン(過渡特性342)。
もしかすると、大元のデータに個体ユニットの記載がなかったのかも知れません。
システムステレオ等の組組込みユニットだとそういうケースは多いですね。
筆者にとっては購入制限不可能なものは削除せざるを得ないのです。
※資料はオーディオの足跡様のホームページより引用致しました。