プリメインアンプとは、パワーアンプとコントロールアンプの複合アンプ。
所謂ニコイチですが、セパレートアンプよりもメリットは大きいと思います。
セパレートタイプの場合は、筐体が3個。 幅も3倍になり、重量も増します。
普通の住宅で普通に聞くのには、セパレートタイプは必要ないとも言えるでしょう。
現在はプリメインアンプでも出力は非常に大きく、音量の不足はないと心得ます。
プリアンプが必要ならば、アンプ間の接続コードも当然必要になります。
このコードを繋ぐと言うことは、必要悪であり音質に良いことは全くありません。
プリアンプとパワーアンプは近接、ダイレクトな距離が音質的には有利でしょう。
日本の住宅事情も鑑みて、プリメインアンプが主流になるのは当然の成り行きだと思いま
す。10畳や20畳の部屋に、セパレートアンプは必要ないと思います。
本来はパワーアンプにボリュウム(=アッテネーター)だけあれば十分だと思います。
しかし商品やら製品となると、そうはいかないのです。 ユーザーは十人十色、使わない
人ばかりか使う人も想定しないと販売には結び付きません。
レコードプレーヤー端子やヘッドホン端子も使う人は使います。 また、音質コントロー
ルも必要な人がいるでしょう。デッキやCDなどの端子も必要です。
機器は、そういう万人のためでもなければいけません。
メーカーからすれば、痛し痒しのジレンマなのかも知れません。
筆者も未だトーンコントロールは使うことはありません。
ヘッドホンも今は使いません。 機能のほとんどが使われないのです。
しかしそれが商品であり、プリメインアンプであるとも言えるのです。
今はレコード端子を省くアンプもあるとか。 筆者は困りますね、付いていないと。
個人的には、パネルにツマミやらスイッチが沢山付いているのが好みです。
使わなくても有った方が安心できるのです。 オールインワンこそ安心の基なのです。
しかして、プリメインアンプはオーディオの基本となります。
今度出たデノンのプリメインアンプは内部配線が少ないそう。
なんでも、直結しているのだとか。 音も非常に良いらしい。
やっとこさ、と言う感じではありますが。
1973年 テクニクスSU-3200 プリメインアンプ。 発売価格は55800円。
完全コンプリメンタリ全段直結差動増幅OCL回路とある。
出力は20W+20W ミュージックパワーは60W 重量7.6キロ
内部。 電源トランスが比較的大きい。
※画像はネットより引用致しました。
1973年 テクニクスSU3500 SU3200の上位機種。 価格は86800円。
重量は10.2キロ 出力は43W+43W
内部。電源トランスの大きさは変わらないが、コンデンサーは大きい。
※画像はネット及びオーディオの足跡様より引用致しました。
1979年 テクニクスSU-V6 プリメインアンプ 発売価格は59800円。
ニュークラスA方式を採用したアンプ。 重量は12.3キロ
出力は70W+70W
内部。6年も経つと内部は激変。 現在のアンプと変わらぬレイアウト。
※画像はネット及びオーディオの足跡様より引用致しました。