オーデイオの黄金期に排出したマルチアンプ(=マルチチャンネル)方式は
結局浸透しなかったと心得る。
チャンネルデバイダーはプリアンプの一つなので、大仰には出来ないジレンマがある。また、パワーアンプも従来の大型モノラルパワーアンプに比すると力不足は否めない。とどのつまり、ハイエンドマニアは数が限られているのだ。100万円も200万円もするパワーアンプを6台も揃えるのは大変だ。床もそうだが、アンペアの問題もある。
しかしてミニマムなマルチチャンネルでは、大して変わらないのでは?と言う危惧もある。帯に長したすきに短しとなる危険は常にある。
実はマルチアンプどころか、当時のスピーカーユニットは性能的に難しい状態にあった。
多くのマニアはホーン型スピーカーシステムに傾倒していたのだ。
オーデイオの黄金期が終わると同時に、スピーカーシステムも様変わりするようになった。バイワイヤーを唱える筋がいて、バイワイヤリング対応スピーカーシステムが激増したのだ。
しかして現在は。、バイワイヤリング対応スピーカーシステムが減っている。
超高額スピーカーシステムマジコM6(3740万円ペア)、S3マーク2(924万円ペア)
もシングル接続形式である。
※ 画像はマジコ様ホームページより引用しました。
バイワイヤー対応のB&Wスピーカーシステム。