参考程度にしかならないと心得よう。
秋葉原等でオーディオ店を廻っていると、マイCDを持参してそれをとっかえひっかえし
試聴している人を見かけることがある。
実は私も800Dの視聴には、聞きなれたCDを持参している。おおっ、違うなあと思ったのは当然。何せアンプもCDプレーヤーも家の物とは違う高級品。ある意味違って当たり前。
視聴室だって家は6畳そこは30畳やら40畳もあるのだ、同じなわけがない。
しかして、出る音は確かに違った。 バックに流れるピアノがまるで違って聞こえた。
それで800Dは凄いなと思い、購入意欲が倍増したのは間違いがない(買えないが)。
持参したお気に入りのレファレンスCDは、ヘンリーマンシーニのCD。曲は「ひまわり」
当該6畳でのメインスピーカーは、B&Wでも最安に近いブックシェルフスピーカー865。
曲の後半左手奥に流れるピアノが、全く違って聞こえた。
まあ、ちゃんとした視聴室だったので参考にはなったけど、店頭などではやめたほうがいい。比較の対象にならないと心得る。
話は変わるが、音の違いが一番わかるのはスピーカー。これは今も昔も変わらない。
今どきのスピーカーは振動版が昔と全く違う。 またモデルチェンジでも振動版などが変更されることがある。B&Wも例にもれず、最近のスピーカーは振動版つまりスコーカーやウーファーの素材がまるで変ってしまった。当然のごとくに出る音はまるで違う。
10年も聞いてきた素材が変わり音がまるで違って出る、これにはまいった。
観念を変えないといけなくなるのだ。しかして家には10年前のコーンのシステムと、最新式のコーンのスピーカーシステムが両方存在している。
800Dの後継機は高くて手が出ないが、800Dとランク下の702S2。
出る音がまるで違うのに驚いた。805D3も聞いたけど同様。
これはもう好みになるので、どちらが良いとは言い切れない。
最も差が出にくいアンプやCDプレーヤーは、CD持参で比較しないほうが賢明だ。
トランジスタと真空管は同じ土俵には立てないと心得よう。
CDはデジタルの塊だから、音はどのようにも変化する。ある意味作られた音で鳴る。
他のページでも述べているが、普通の家屋に住んでる普通の人はセパレートアンプなど買わないのが賢明だ。床も補強が必要だしアンペアの問題もある。第一十分な音が出せるかどうか。アンプが重いだけの飾りになってはもったいない。