どこかの県で、クマの生息数が減少し
保護しなければと自治体が言ってましたね。 ちょっと呆れました。
自県のことしか考えていません。
こう言う考え方が環境行政にもあり、クマの生息数が増加した経緯があります。
ある意味動物保護の間違った解釈とも言えるのではないかと。
北海道など、クマ駆除が進んだとして春クマの駆除を禁止した経緯があります。
その挙句が、ヒグマの増大です。
クマに限らず動物は毎年繁殖行動をします。 放っておけば増えるのは当然です。
子供でも分かる論理なのですが、分からないのですねえ。
種を保護したいのならば、適度に淘汰する必要は必須事項です。
それの欠けた動物保護法はこのような結果を招きます。
ツキノワグマの過去5年間の出没データです。(2023年は一部11月末まで)
ヒグマの出没件数は全数が報告されていませんが、
11月現在で凡そ5042件と言うデータもあります。 現在では、おおよそ7843件。
ツキノワグマは沖縄・九州・四国の山間部以外・北海道・茨城県・千葉県の15道県には
生息しておらず、データはほとんどありません。
32都道府県による出没報告件数は、2023年12月現在で30889件。
クマ出没地域では、石を投げればクマに当たると言う非現実性も有りでしょう。
クマ出没地域と非生息地域の乖離が進んでいます。
クマに対する意識の乖離も進んでいます。
クマ駆除は必要不可欠と言う事実を認識して欲しい。
クマの生息数はおおよそ4万頭。保護する動物ではありません。
※ 図表は環境省データより引用。 2023年度分は、独自に調査したデータを記載。 よって環境省データとは一部数字が異なります。 |
隣県青森県のクマ出没及び人身被害情報。
2023年11月16日現在出没情報913件(昨年292件)。人身被害10人(昨年1人)。
※ 青森県庁ホームページより引用
ヒグマも含むクマ駆除は2023年は2993頭(8月末)、
5か年の合計は23995頭です。5か年の平均で4799頭です。
北海道と東北6県での駆除数は2023年(8月末)で14408頭、
全体のおよそ60%となっています。
北海道のヒグマの生息数は凡そ2千~1万600頭。
秋田県のツキノワグマ生息数は凡そ4千400頭とのことです。
30年前より4倍に増加しています。
岩手県は凡そ3千700頭、青森県は凡そ450頭が生息とされています。
何れも過去に比べ増加しています。
宮城県は凡そ3千500頭~6千頭、福島県は凡そ最大で3千300頭、
山形県は凡そ2千300頭
7道県での凡その生息数は、2万頭から2万5千頭と推測されています。
ここ5年で2万4千頭駆除されており、
過去のデータですとヒグマを含め1万4千頭ぐらいでしたので、大幅に増加しています。
全国の生息数は、生息する都道府県で凡そ4万頭になると思います。
これは行政の方針で一時期駆除を止めたことがあり、一挙に増加したと見られます。
秋田県の駆除数は2023年8月末で591頭で生息数の15%にも満たない駆除数です。
駆除しても個体は増えますので、
未だ4千頭は山にいる勘定になります。
※ 図表は環境省ホームページよりデータを抜粋使用しています
駆除の件数の多い都道府県別データ。
駆除の件数が多いほど、生息数や目撃数が多いことにもなります。
現在の推定生息数は4万2千頭、
そこから駆除の3千頭を引いて3万9千頭が生息の勘定です。
5年間での駆除数が2万4千頭になりますので、
現在の生息数が1万5千頭程度と言うのは無理があります。
2万は超えているでしょう。
ここの図では過少記載による事故懸念のため中間値で記載します。
※ 図表データは環境省のホームページより抜粋し必要部分のみ記載しています
※ 2023年は8月末までのデータ
※ 右端の生息数は個別に収集したデータです